町人のくらしや寺社の由緒について詳しい史料を収録
「領主と藩政」(「資料編 近世1」)、
「家臣とくらし」(「資料編 近世2」)に続く本巻は、福岡・博多に暮らした町人と城下の神社や寺院に関する資料を収録しました。
町人の資料は、神屋宗湛、伊藤小左衛門ら江戸初期に活躍した博多商人の記録や福岡・博多の町人の由緒に関係するもの、町の自治や生業に関わるもの、山笠や松囃子の運営に関するものを集めました。
寺社の資料は東は筥崎宮、西は鳥飼八幡宮に至る、城下の主要な神社や触頭(ふれがしら)と呼ばれる各宗派の取りまとめ役の寺院の由来が分かる資料を収録。
これまでいろいろな書籍で紹介されることが多かったものの、活字化されていなかった資料が多く収録されています。
身近な地域の歴史研究、学校教育等さまざまな場面でご活用いただける一冊です。