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新修 福岡市史 特別編福の民

『特別編 福の民
 暮らしのなかに技がある』


 A4判/並製本/330ページ
 頒価 1,800円(税込) ※完売


『特別編 福の民 暮らしのなかに技がある』 概要
「福の民」は細部に宿る。
特別編 福の民 ―暮らしのなかに技がある―  「おはようございます」と声かけあうのも、人と人とを結ぶための大事な技だ。「ハカタジカン」と言いながら、遅刻のおわびを言うのも、人と人との関係を守る知恵のひとつだ。そのような技や知恵は、家にも、街にも、仕事の場にも満ちている。それは福岡の街と民とが蓄えてきた大事な財産だ。けれども、暮らしのなかに溶けこんだ技や知恵は見えにくい。そのかたちも、子どもたちには子どもたちの世界があり、女には女の流儀があり、祭りには祭りの仕来りがあり、商いには商いの工夫があって、その場その場に応じて編み直され、さまざまな屈曲に富んでいる。そして、技や知恵が宿るのは、そのような屈曲に富んだ細部だ。
 語ってもらおう。時代の変化のなかで、しぶとく時代を超えてきた、暮らしのなかの技や知恵について。その語りに耳をかたむけることは、これからの福岡の気風を養い、そこに生きる人たちの暮らしの底力を育む糧となる。
 生きられた暮らしのなかの技や知恵を写真と聞き書きで描きだす「福の民」絵巻。
目次

 

 
 
 
 
正誤表

 『特別編 福の民』正誤表 印刷用PDF (※縦書/約500KB/書籍に貼付する場合などにご利用ください)

ページ
訂正箇所
17
目次11行目
クラブ「カレン」支配人
クラブ「カレン」経営者
43
本文下段2行目
母もそんなうふうにして
母もそんなふうにして
115
注「吉四六劇団」1行目
野呂裕二
野呂祐吉
115
注「吉四六劇団」3行目
松下龍一
松下竜一
144
本文上段6行目
赤瀬川源平
赤瀬川原平
164
注「享保の改革」1行目
徳川吉宗による享保年間(一七一六~四五年)の幕政改革
徳川吉宗による江戸中期の幕政改革(一七一六~四五年)
171
注「香椎駅前」2行目
国道三号線以南
国道三号線以東
185
注「消防団」2行目
火事災害の召集
火事災害の招集
192
写真説明
(写真提供:長﨑玉恵さん)
(写真提供:長﨑玉江さん)
237
注「流」5行目
他の六流を加勢
他の五流を加勢
250
本文上段4行目
奈良屋幼児園
奈良屋幼稚園
280
本文1行目
福岡タクシー協会
福岡市タクシー協会
302
見出
クラブ「カレン」支配人
クラブ「カレン」経営者
302
本文2行目
仕事を探しに
削除
302
本文6行目
炭住街
社宅
302
本文7行目
やがて音信不通となった
終戦後、技術者として足止めされて、昭和二十六年まで帰国できなかった
302
本文9行目
「赤い靴」
「上海」
302
本文14行目
支配人
経営者
303
注「キャバレー『赤い靴』」
キャバレー「赤い靴」 空襲で焼け野原となった中洲の街に、最初のキャバレーが建てられたのが一九四八年。その後一九五〇年頃までに大型キャバレー三店が次々と開店し、中洲の夜は少しずつ賑わいを取り戻していく。キャバレー「赤い靴」は、この頃開店した大型店のひとつ。この店のほか、「キャバレー上海」「ダンスホール夜の城」「金馬車」「キャンドル」「クラウン」「舶来居酒屋」「夜来香」などが、一流店として人気を博した。
キャバレー 踊り場を設けて客にダンスをさせ、かつ、接待をして客に飲食させる接待飲食等営業の一形態。客はホステスと飲食やダンスをし、バンド演奏やショーを楽しむ。森田さんによれば、東中洲に最初にできたのは「国際キャバレー」(一九四八年)。五〇年に「上海」「赤い靴」が相次いでオープンし、五二年には「ハイハット」「カズバ」、その後も「金馬車」「大洋」ほか大型店が続々と開店した。六〇年代にかけては、サロンと呼ばれる店も多くあった(「サロン小麦」がその走り)。また、キャバレーに欠かせないのが音楽で、深見俊次とハッチャ・ジャズ・オーケストラ、中井末男とメディコ・キューバン・ボーイズ、バンドネオンの佐川峯、バイオリンの小林正之などが人気だった。当時キャバレーには専属の歌手がいて、客が歌を聴く時代だったが、現在はカラオケを置いて客が歌う時代になった、と森田さんは語る。
328
名簿中段17行目
山田裕爾 福岡市教育委員会委員長
山田裕爾 福岡市教育委員会教育長
329
名簿上段14行目
福間裕爾 福岡市博物館学芸課
福間裕爾 福岡市博物館学芸課学芸係長

平成23年4月作成


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