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更新日: 2023年8月3日

暮らしのヒント

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クリーニングのトラブル(令和5年8月3日掲載)

事例

「5年前にデパートで購入したズボンをクリーニングに出したら、シミがついて戻ってきた。クリーニング業者は責任を認めたが、購入金額1万5千円に対し、賠償額は約4千円と言われ不満」


解説

  クリーニングのトラブルについては、クリーニング業界が定めた「クリーニング事故賠償基準」に基づいて賠償を求めることができます。SマークやLDマークの表示がある店で適用されますが、マークの表示がない店でも、この基準が一般的な目安となっています。賠償額は、物品の再取得価格に、物品の購入時からの経過月数に対応した補償割合を乗じて算定されます。事例の場合、1万5千円×(かける)27%=4050円となり、この基準に沿った金額でした。
  クリーニングに出す際は、店頭でシミ、ほつれなどがないかチェックし、クリーニングの処理方法も確認してください。受け取る際も、その場で仕上がりの状態を確認し、気になる点はすぐに申し出ましょう。賠償期間は利用者が仕上がった洗濯物を受け取ってから6カ月間、クリーニング業者が洗濯物を受け取った日から1年間です。また、仕上がり品用のビニール袋は収納用ではありません。変色などを誘発するので、カバーを外して風を通してから保管しましょう。





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