福岡市では、住民の約8割がマンションやアパート等の集合住宅に住んでいます。65歳以上の高齢者世帯も多く暮らし、また、最近は、オートロックの集合住宅が増えていることから、地域での見守りが行き届きにくいという課題もあります。
高齢化社会の進展に伴い、認知症の人の数は今後増えると予測されます。市は、地域での見守り活動に役立ててもらえるよう、パンフレット「認知症にやさしいまちづくりガイド(集合住宅編)」を作成しました。認知症の症状や当事者と接する際の心得など、認知症を正しく理解するための情報を掲載しています。居住者名簿の作成や、孤立死防止・緊急時の対応のための「鍵預かり制度」など、高齢者を見守るための具体的な取り組みも紹介しています。
地域の金融機関や小売業者と連携し、高齢者をより広範囲で見守るために、「金融機関編」と「小売業者編」も作成しました。
パンフレットは、集合住宅の管理組合や、金融機関の各支店、小売業者の各店舗を対象に、市内57カ所のいきいきセンターふくおか(市地域包括支援センター)や区地域保健福祉課で配布しています。市ホームページ(「福岡市 認知症にやさしいまちづくりガイド」で検索)でも見ることができます。
問い合わせは、中央区地域保健福祉課(電話 092-718-1183 FAX 092-734-1690)へ。
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