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更新日: 2009年4月1日

事業紹介、小呂島地区簡易水道事業(海水淡水化施設)

はじめに

小呂島は、福岡市西区姪浜から北西約40キロの玄界灘に浮かぶ周囲3.4キロ、面積0.5平方キロ、人口約230人(世帯数約60)の島です。
小呂島には平成3年に設置した海水淡水化施設(平成元年に開催されたアジア太平洋博覧会に出品された海水淡水化施設を小呂島に移設したもの)がありましたが、老朽化したことと、今後下水道の普及等に伴い水使用量が増加することが予想されるため施設の全面更新を行ないました。
従来の施設は日量20立方メートルでしたが、今回の新海水淡水化施設は25立方メートル、2系列で合計日量50立方メートルの造水能力になります。2系列化することにより信頼性のある安定した運転を行うことができます。
小呂島には雨水を貯水して浄水をつくる設備がありますが、渇水時には、安定給水に不安がありました。今回完成した海水淡水化施設により降水に左右されない安定した給水が可能となりました。
小呂島全景

施設概要

名称小呂島海水淡水化施設方式逆浸透二段脱塩法
所在地福岡市西区小呂島前処理砂ろ過+UF膜ろ過
敷地面積1,180平方メートル(建屋343平方メートル)UF膜スパイラル膜
給水人口260人(平成22年度目標)逆浸透膜第1段/中空糸膜
第2段/スパイラル膜
造水能力50立方メートル/日
37立方メートル/日(既設陸水設備)
合計87立方メートル/日

海水淡水化のしくみ

浸透および逆浸透現象

スパイラル膜内部の水の流れ 

中空糸膜ユニット構造図 

海水淡水化施設のフロー

海水淡水化フロー図

1.海中の設置した取水ポンプから海水を取水し、貯水槽に導水します。また、藻類や微生物の成長を抑制するため、海水を電気分解して生成した次亜塩素酸ソーダを注入します。

2.海水中の懸濁物を粗取りし、限外ろ過(UF)膜への負荷を軽減します。

3.砂ろ過水に残留する濁質を、UF膜で完全に除去し、逆浸透膜の安定運転を確保します。

4.UF膜透過水に残留する減菌剤を除去して、第2段逆浸透膜の劣化を防止します。

5.高圧ポンプや逆浸透膜に異物が侵入するのを防止します。

6.逆浸透膜で海水から淡水を得るためには、高い水圧が必要です。このため高圧ポンプで加圧して、逆浸透装置に給水します。

7.海水淡水化装置の心臓部です。ち密な半透膜により、海水より淡水を濾し分けます。

8.淡水化装置が停止した時に逆浸透膜を洗浄するための貯水槽です。

9.第1段逆浸透膜透過水に含まれる炭酸ガスを放散して、pH調整を容易にします。

10.第1段逆浸透膜透過水に含まれる「ほう素」を再度逆浸透処理して飲料水基準に適合した水にします。

11.本装置により生産された淡水は、ミネラル分が少ないため、石灰層を通して「うまみ」のある飲み水とします。

施設の特長

  1. 淡水化方式で最も省エネルギーな逆浸透法を採用しています。
  2. 全自動運転方式なので、無人運転が可能です。
  3. 起動停止が容易で、起動後直ちに給水ができるので、水需要に適合した運転が可能です。
  4. 主要機器をニ系統化しており、安定した運転が可能です。
写真
海水淡水化プラント内
写真
UF・RO膜モジュール
小呂島地図
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問い合わせ先

部署: 水道局 浄水部 夫婦石浄水場
住所: 福岡市南区桧原夫婦石853の6
電話番号: 092-862-2589
FAX番号: 092-862-9030
E-mail: meotoishi.WB@city.fukuoka.lg.jp