福岡市美術館ギャラリーにて、11月26日から12月1日の6日間にわたり南区美術展が開催され、997名の方に来場いただきました。南区在住の方や、南区に通勤、通学する方々から出展された、絵画や書など作品86点に加え、南区美術協会会員の作品53点の計139点を展示(部門別の出品数・入賞数は下記一覧のとおり)
12月1日には、市美術館1階ミュージアムホールにて、表彰式が行われ、福岡市長賞(最優秀賞)として、五井 智子(ごい ともこ)さん(絵画の部:作品「憧憬(しょうけい)」の他20名の方が受賞されました。
| 部門 | 応募数 | 入賞数 | 特賞 | 部会賞 | 奨励賞 | 会員出品数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 絵画 | 36 | 6 | 2 | 1 | 3 | 20 |
| 彫刻 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 4 |
| 書 | 19 | 5 | 2 | 1 | 2 | 7 |
| 工芸 | 9 | 4 | 1 | 1 | 2 | 8 |
| 写真 | 15 | 4 | 2 | 1 | 1 | 13 |
| グラフィックデザイン | 6 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 |
| 合計 | 86 | 21 | 7 | 5 | 99 | 53 |
<市長賞授与の様子>
表彰式終了後には、展示会場にて、審査員による講評(ギャラリートーク)が行われました。
<ギャラリートークの様子>
福岡市長賞
「憧憬」五井 智子さん(絵画) 講評
南区長賞
「ルーマニアン・マクラメ「春」」鶴元 千春さん(工芸) 講評
南区市民の祭り運営委員会長賞
「立山・天空への道」阿部 武敏さん(写真) 講評
南区美術協会長賞
「菅原道真の詩」今岡 堯禮さん(禮は、しめすへん(ネ))(書) 講評
審査員長賞
「菅原道真のうた」小玉 加代子さん(書) 講評
西日本新聞社賞
「夫婦滝」中村 由里子さん(写真) 講評
テレビ西日本賞
「我ゴッホ(ひわまり)」越智 怜子さん(絵画) 講評
作年度に比べると出品数が増えており大変嬉しく思っています。
若い高校生の応募は、絵画全体の25%を占めており、応募作品全体の印象として、作風が新鮮で、油彩、水彩、アクリルやミクストメディアという新しい技法での表現方法の出展があり、自由に制作に取り組んでいる様子がうかがえました。
これからも力作を期待しています!
生き物への愛情が観察力となり、作品にあらわれているだけでなく、見る者の想像力をかきたてる作品になっていてとても良い作品でした。
特に構図も新鮮で好感がもてました。
鮮やかな色彩のイメージの「ゴッホのひまわり」に対し、落ち着いた背景にひまわりを描かれていて印象に残るものとなっています。
高校生らしい独創的な作品です。
手の重なる動きを使って、主題をうまく表現しています。モチーフとなっている手の構造や特徴をよく観察するとともに、印影が見える若干つやをおさえた着色を工夫されるとより主題が伝わると思います。
今後のご活躍を期待します。
中字をそろえて書いて穏やかで好感がもてる作品です。
墨の配置も無難でよくまとまっています。紙の色や縦に入った線も功を奏しています。
素直な線質の中にも切れ味がよい部分もあり、全体的によくまとまった作品です。
今年の工芸部門は、9作品全てが違う技法で作られており、各々が大変すばらしい見応えのある作品ばかりで、見る者をわくわくさせる展示となっています。
2年の歳月を掛けて完成させたと言われるとおり、大きく精緻な作品です。
有機的なデザインが面白い図案を作っています。輝くような白い薄いピンク色の糸が色気を添えています。
昨年より少し出品数が減りましたが、迫力のある作品が多く全体的に立派な作品が出品されました。来年もぜひ、みなさまからのチャレンジングな作品のご出品をお待ちしております。
北アルプスの写真で山の凌線に残る残雪と白雲と青空と山凌のバランスが良く、また、登山者の配置とシャッターチャンスが見事でした。
小国の夫婦滝の写真で朝の斜光の出会いが良く、もう少し早ければ色彩がもっとよかったと思います。
やっぱり全紙作品だと迫力が出ます。