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更新日: 2023年12月15日

第43回南区美術展が開催されました!!!

福岡市美術館ギャラリーにて、11月28日から12月3日の6日間にわたり南区美術展が開催され、
786名の方に来場いただきました。
南区在住の方や、南区に通勤、通学する方々から出展された、絵画や書など
作品84点に加え、南区美術協会会員の作品48点の計132点展示
(部門別の出品数・入賞数は下記一覧のとおり)


12月3日には、市美術館1階ミュージアムホールにて、表彰式が行われ、
福岡市長賞(最優秀賞)として、冬らしさを見事に表現した
辻 晴久さん(←「つじ」は、一点しんにょう)
(写真の部:作品 「冬の大浪(ふゆのおおなみ)」
の他18名の方が受賞されました。



部門別出品数・入賞一覧
部門 応募数 入賞数 特賞 部会賞 奨励賞 会員出品数
絵画25531119
彫刻  0 0 0   0 04
2352126
工芸731117
写真24521212
グラフィックデザイン51  0 0 1  0    
合計841984748



市長賞授与の様子>



<表彰式終了後の記念撮影>



作品展示

日時:令和5年11月28日(火曜日)~12月3日(日曜日) 午前9時30分~午後5時30分
場所:福岡市美術館2階 ギャラリーA・B・C・D

<表彰式>12月3日(日曜日)午後3時から ミュージアムホールにて

<ギャラリートーク>12月3日(日曜日)午後4時から ギャラリーA・B・C・Dにて




ギャラリートーク

表彰式終了後には、展示会場にて、審査員による講評(ギャラリートーク)が行われました。




<ギャラリートークの様子>





第43回南区美術展 入賞作品紹介!!


特別賞 8点

 ○福岡市長賞     
 「冬の大浪」辻 晴久さん(←「つじ」は、一点しんにょう) (写真)   講評


 ○南区長賞
 「紫陽花」山崎 明江さん(絵画)   講評


 ○南区市民の祭り運営委員会長賞
 「紅梅」古舘 美代子さん(書)   講評


 ○南区美術協会長賞
 「Knives」大庭 久未さん(工芸)   講評


 ○審査員長賞
 「夕映えの屋形原風景」日髙 千秋さん(絵画)   講評


 ○西日本新聞社賞
 「光の林立」古賀 忠彬さん(写真)   講評


 ○テレビ西日本賞
 「西行のうた8首」田中 和子さん(書)   講評

  

 ○特別シニア賞
 「躍動」井上 弘子さん(絵画)  講評   






部会長賞 4点

「有明の夕日」福田 千香子さん(絵画)    




「蘇軾之詩」白水 久美さん(書) 
  

「或る冬の日の日常」銭盛 秀樹さん(工芸)

「何想う」鹿田 東男さん(写真)


奨励賞 7点

「部屋の一角」
  天野 光さん(絵画)




   





「都に雨の降るごとく」
  久野 篤子さん(書)

  


  「緑楊晴払千糸風」
    小山 ソヨ子さん(書)



 
「型打四寸輪花鉢」
  吉武 操里さん(工芸)

  






「箱崎浜の夕日」
 高木 みどりさん(写真)



「大空と大地の中で」
  阿部 武敏さん(
写真




「街が愛でた、花と緑」
  久保田 健人さん
(グラフィックデザイン)







 
 

講評



○絵画・グラフィックデザイン部門

 前年より、出品数自体は減りましたが、学生から90歳を超える方まで幅広い応募がありました。
年齢を感じさせない力作が「特別シニア賞」の受賞となりました。具象・抽象にかかわらず自由な表現で大きな作品にも挑戦し、展覧会を一緒に盛り上げてくれる作品を来年もお待ちしております。

  • <南区長賞>「紫陽花」山崎 明江さん
     あじさいの花弁の繊細さと枝の力強さのコントラストを、彩度を上げて描くことで鮮やかな印象に仕上げています。
  • <審査員長賞>「夕映えの屋形原風景」日髙 千秋さん
     いつも何気なく見ている場所が驚くほど美しく見えるほんの一瞬を描き留めた秀作です。



○書部門

 今年も力作が集まりました。作品には、日々の錬磨が表に出てきます。それぞれの作品で、書き方、紙、表装に工夫が見られ、作品を引き立てていました。
 90歳近くの方の力強い作品にも励まされる思いです。

  • <南区市民の祭り運営委員会長賞>「紅梅」古舘 美代子さん
     力強い線が魅力です。大小の変化をつけながらもすっきりとした行間で白と黒の美しさが出ています。
  • <テレビ西日本賞>「西行のうた8首」田中 和子さん
     小さい作品の中でも光っており、紙や表装に工夫があるものでした。


○工芸部門

 応募点数7点のうち新人デビューは5、そのうち二人の方が受賞されています。工芸部門では今後、多くの皆様の挑戦をお待ちしています。

  • <南区美術協会長賞>「Knives」大庭 久未さん
     手仕事量が圧倒しています。2~3本でしたらこの結果は無かったかも知れません。完成された形は同じでも材質の違いと持ち手部の模様の違いが明瞭で、根気の要る成果は、私たちを感動させました。



○写真部門

 今回の写真作品は優秀作品が多く、一次二次と二度に選び入選率も五倍の審査でした。
「福岡市長賞」と「西日本新聞社賞」は特に「静と動」の作品で同率の互の競がありましたまた、部会長賞、奨励賞とも個性のある写真です。入選の作品も何点かは劣らない写真が多く有りました。来年もぜひ挑戦をお待ちしております。

  • <福岡市長賞>「冬の大浪」辻 晴久さん(←「つじ」は、一点しんにょう)
     霧島連山に有る火口湖を全面に写し、湖面の薄氷迄見える晩秋の作品で撮影場所がポイントです。
  • <西日本新聞社賞>「光の林立」古賀 忠彬さん
     博多湾に福岡ドームとタワーの街並みの灯りが、海に揺れての明るい写真でした。