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【第7回】
 <小烏神社と味噌喰い地蔵尊>

 ●小烏神社
小烏神社 拝殿の写真
 警固三丁目にある「小烏(こがらす)神社」は、良質なヒノキと伝統的技法を用いた神社建築が評価され、令和元年に国の登録有形文化財に登録されました。

 ご祭神は建角身神(たけつぬみのかみ)(八咫烏(やたがらす))で、子育てや交通安全の神として地域住民に親しまれています。神社の名称と地名の「古小烏」はご祭神に由来するといわれています。

 ●味噌喰い地蔵尊
味噌喰い地蔵尊への入口写真
 警固と桜坂の境にある小高い丘に「味噌喰い地蔵尊(警固三丁目)」があります。この地蔵尊は、享保の大飢饉で餓死した人たちを供養するために建てられました。

 享保17(1732)年は悪天候による作物の成育不良や、害虫の影響で凶作に見舞われました。飢えに苦しむ人々を救うため、荒戸に粥場(かゆば)が設けられると、この場所が通り道として使われるようになりました。しかし、途中で力尽き、粥場までたどり着けない人も多かったそうです。そこで「食べる物が欲しい」と思いながら息絶えたであろう人々の心情を思い、握り飯やみそを供えて供養したと伝えられています。

 その後、地蔵尊の口元にみそを塗り付ける風習が生まれ、味噌喰い地蔵尊と呼ばれるようになったそうです。
小烏神社、味噌喰い地蔵尊の地図
【問い合わせ】 
中央区企画振興課
電話 092-718-1013
FAX 092-714-2141









 








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