【早良区】11月は児童虐待防止推進月間
子どもへの虐待をなくすために

子ども虐待防止のシンボル「オレンジリボン」イラスト
 児童虐待は特別な家庭で起こるものではありません。しつけと思って子どもに厳しく当たることが、実は虐待になっていることがあります。

 ●「しつけ=体罰」ではない
 しつけとは、子どもの人格や才能等を伸ばし、サポートして社会性を育むことです。一方で体罰は、意図的に苦痛や不快感を与える行為で、子どもの心身の成長に悪影響を与えることがあります。体罰ではなく、子どもが理解できる方法でどうすればよいのかを示すことが必要です。

 ●子どもの話を丁寧に聴く
 しっかり話を聴いてくれる相手がいると、子どもは大切にされていると感じ、心と体が安定します。
 また、子どもの行為を否定するのではなく、肯定的な表現を使って話しましょう。例えば、「走らないで」ではなく「ここでは歩こうね」と落ち着いた声で具体的に話すと思いが伝わりやすくなります。
子どもの話を丁寧に聴いているイラスト
 ●一呼吸置いてみる
 育児がうまくいかず感情的になってしまう時は、深呼吸をするなど自分なりの方法で心を落ち着かせましょう。育児がつらくても一人で抱え込まず、周囲の人や相談窓口に相談してください。

 ●地域の皆さんへ
 虐待の多くは近所の人や知人からの相談で発見されます。周りで気になる家庭があれば、虐待かはっきりしなくても、すぐに相談窓口に連絡してください。

【相談窓口】
市こども総合相談センター(えがお館)
 電話 092-833-3000 (年末年始を除き24時間受け付け)

【相談窓口・記事の問い合わせ先】
早良区子育て支援課
 電話 092-833-4398
 FAX 092-831-5723

児童相談所虐待対応ダイヤル
電話 189(いちはやく)
※24時間365日受け付け。最寄りの児童相談所に繋がります。
児童相談所虐待対応ダイヤル 189(いちはやく) ※24時間365日受け付け。最寄りの児童相談所に繋がります。

子どもを暴力から守るCAP(キャップ)プログラム
 キャップとは、Child Assault Prevention(チャイルド アサルト プリベンション)の略で、子どもへの暴力防止を意味します。キャッププログラムとは、子どもたちの三つの権利「安心」「自信」「自由」が、いじめや虐待、誘拐、性暴力などさまざまな暴力により奪われそうになった時、何ができるかを伝えていく予防教育プログラムです。教職員や保護者などの大人向けと、年齢、学年に応じた子ども向けワークショップがあります。
子ども向けワークショップの写真
 区は、小中学校や保育所、幼稚園などの団体を対象にワークショップを実施しています。詳細は早良区子育て支援課(電話 092-833-4398)へ問い合わせを。










 










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