3月2日に簀子自治連合会、中央区役所、(株)桜十字、JR九州主催の市民総合防災訓練が、りすのこスクエア(大手門三丁目)で行われ、一般市民や関係者など総勢3百人が参加しました。
当日は、午前9時に市内で最大震度6強の大規模地震が発生したという想定の下、訓練参加者は収容避難所になっているすのこ体育館に避難してきました。
●避難所の設営を訓練
訓練参加者は、市や地域が保管している避難所用のテントやマットを広げ、スタッフの指示に従い、参加者自身で組み立てから片付けまでを行いました。参加者からは「最初は難しかったけれど、慣れてくると簡単に作ることができた」「マットに空気を入れるのが大変だった」などの声が聞かれました。
●非常持ち出し品の展示解説と防災ゲームも
災害発生時に持ち出しが必要な物品の展示コーナーでは、防災についての啓発活動を行う「博多あん・あんリーダー会」による解説が行われました。また、災害時を想定し、自分が取るべき行動について考える防災シミュレーションゲームも行われ、参加者は究極の状況でいろいろなことを総合的に判断することの難しさを痛感していました。
●マンホールトイレの機能を紹介
芝生広場では、マンホールトイレの設置訓練が行われました。
広場に仮設トイレ用のマンホールを整備し、簡易便座とテントを用意すれば、断水時でも迅速に水洗トイレ機能が確保できることが紹介されると、参加者は熱心に説明を聞いていました。
訓練を主催した市民総合防災訓練実行委員長の井原石雄さん(67歳)は「多くのみなさんに参加してもらい、防災意識が高まったと思います。いつどこで災害が発生するかわからないので、今後も地域で定期的に避難訓練を行いたいと思います。今日の訓練に参加できなかった人も次回はぜひ参加してください」と呼び掛けていました。
【問い合わせ】
中央区総務課
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