西長住校区の端っこにある『御子神社』で、10月20日(木曜日)に秋季例大祭が行われました。
御子神社は安徳天皇を祭神とし、安産と子どもの守り神として、昔から信仰を集めてきた神社です。
当日は、たくさんの子ども連れでにぎわっていました。
建て替わった社殿
境内の案内板
御子神社がこの地に建立された年代ははっきりしませんが、明治5年11月3日上長尾村社に定められ、古きより安産の神、子どもの守り神として近郷の崇敬が篤い神社です。
御子神社に古くから言い伝えや筑前国続風土記拾遺によると、安徳天皇がある年の大晦日に大宰府から糸島郡吉井に遷御されたさい(安徳天皇御事蹟論にも見られます)、白馬に乗ってこの地区を通り過ぎようとされましたが、誤ってシメ縄に引っ掛かり井戸に落ちたと伝えられています。
この古い言い伝えにより、昔から上長尾地区では、白馬は飼わない、正月のシメ縄は飾らない、また井戸を掘ってはならないと言い伝えられています。
また、御子神社境内には末社の祇園社。豊作の祈願、収穫の感謝を行う社日社を祀ってあります。飛び地境内社として旧シノコに篠子神社(宮司、石橋家自宅内)があります。
【境内の案内板より引用】
たくさんの人が参加しました
秋大祭は豊穣感謝祭として行われ、新米、お餅、ご飯をお供えしました。
必ずお供えするものとして、匂いが強いのですが葉付きの生姜があります。身体が温まり、いつも健康でいられるようにとお供えしています。
上長尾歴史資料館
展示品(消防ポンプ)
この御子神社の社殿は、136年ぶりに、昨年11月に新しく建て替えられました。また、「上長尾歴史資料館」も、新しく建てられました。
中には、明治時代に使われていた消防ポンプがあり、農機具なども展示されています。
安産と子どもの守り神の社殿で子どもたちによる舞が奉納されました。
いつまでも、子ども達の健やかな成長を、見守っていただけることでしょう。
このページに掲載している記事は「みなみ情報発信隊」隊員が取材し、作成したものです。