内水浸水想定区域の指定及び水位周知下水道
概要
近年、短時間猛烈な雨、内水氾濫により甚大な社会経済被害が発生していることを踏まえ、平成27年及び令和3年に水防法が改正されました。
平成27年の水防法の改正では、「内水氾濫により相当な損害を生じるおそれ」がある地区として、主に地下街等が発達した地区を対象に、下水道の水位により浸水被害の危険をあらかじめ周知するために水位周知下水道を指定する制度、及び想定最大規模降雨(1000年に1度の規模相当)に対して内水浸水想定区域を指定する制度が創設されました。福岡市では大規模な地下街を有する博多駅周辺地区及び天神周辺地区において、令和2年5月及び令和6年5月に水位周知下水道を指定し、想定最大規模降雨(1000年に1度の規模相当)における内水浸水想定区域図を公表しました。
令和3年の水防法の改正では、新たに下水道区域全域において、想定最大規模降雨(1000年に1度の規模相当)に対して内水浸水想定区域を指定する制度が創設され、福岡市では令和8年3月に想定最大規模降雨(1000年に1度の規模相当)における下水道区域全域の内水浸水想定区域図を公表しました。
内水浸水想定区域図
1. 概要
内水浸水想定区域図は、想定最大規模降雨(1000年に1度の規模相当)が降った場合の、浸水シミュレーションにて行い、浸水が想定される範囲と水深等を示した図面です。なお、このシミュレーションの実施にあたっては、シミュレーションの前提となる降雨を超える規模の降雨による内水氾濫、河川による氾濫及び高潮等を考慮していませんので、この内水浸水想定区域に指定されていない区域においても浸水が発生する場合や、想定される水深が実際の浸水の深さと異なる場合があります。
公表内容
- (1)浸水範囲
- 降雨に伴う内水氾濫によって浸水が想定される範囲
- (2)水深
浸水した場合に想定される水深
- (3)主要な地点における一定の時間ごとの水深の変化
内水氾濫による主要地点(地下街の出入口付近)の水深の変化を一定の時間ごとに示したもの
2. 目的
この図は、下水道区域全域にお住まいの方などに、「内水氾濫」によって自分の住むまちがどの程度浸水するおそれがあるかを把握していただき、日頃から事前の備えや防災意識の向上を図っていただくことを目的に作成しました。
3. 閲覧方法
PDFデータについては、このページの「ダウンロードはこちら」からご覧いただけます。
ホームページ以外にも、次の場所で紙の図面をご覧いただけます。
<閲覧場所>
・福岡市役所:(本庁舎6階)道路下水道局 計画部 下水道計画課
(参考)内水氾濫と洪水の違い
都市の浸水には、都市に降った雨が河川等に排水できずに発生する「内水氾濫」と河川から溢れて発生する「洪水」の2つのパターンがあります。
【内水氾濫】下水道の雨水排水能力を上回る降雨量による浸水、あるいは河川水位の上昇により下水道から河川へ放流できず浸水

【洪水】河川水位が上昇し、河川の破堤や溢水により浸水

水位周知下水道
1. 概要
- 水防法に基づく水位周知下水道の指定は、博多駅周辺地区において、「比恵1号幹線」を全国で初めて福岡市が指定しました。また、天神周辺地区において、「天神幹線」を指定しました。
- 博多駅周辺地区の排水を受け持つ「比恵1号幹線」、天神周辺地区の排水を受け持つ「天神幹線」において、「内水氾濫危険水位」を設定し、水位の観測を行います。
- 水位が内水氾濫危険水位に到達した場合は、地下街や要配慮者利用施設の管理者等に水位到達情報を伝達します。
2. 目的
大雨時に内水氾濫の危険性を事前にお知らせすることで、地下街等の浸水防止や地下空間利用者の迅速な避難確保等に役立てていただくことを目的としています。
3. 水位到達情報の活用
- この水位到達情報は、防災情報と組み合わせた総合判断により発災時の避難情報の発令基準として活用します。
- この水位到達情報を活用し、地下街等の管理者が地下街出入口へ止水板等を設置するなど、水防活動等の判断基準として活用されることを想定しています。
- 福岡市地域防災計画に定められた地下街等の管理者については、内水の場合の防災体制等を加味した計画を作成し、利用者の円滑かつ迅速な避難確保や浸水防止対策の実施が必要です。
4. 下水道水位到達情報の配信について
内水氾濫危険水位に到達した場合、福岡市防災メールを配信します。
配信をご希望の方は、下記手順書をご確認のうえ、ご登録をお願いします。
【福岡市防災メール】登録手順書(下水道水位情報) (PDF:279KB)
5. 水位周知下水道の水位情報の閲覧について
水位周知下水道(比恵1号幹線、天神幹線)の博多観測所ならびに天神観測所における水位の観測情報については、下記ページより確認できます。
水位周知下水道 水位情報
宅地建物取引業者の皆様へ
- 宅地建物取引業法施行規則の一部の改正(令和2年8月28日施行)により、水防法に基づき作成された水害(内水・洪水・高潮)ハザードマップにおける取引対象の宅地又は建物の所在地を新たに重要事項説明の項目として位置付けることになりました。
- 令和3年6月1日より博多駅周辺地区、令和6年5月27日より天神周辺地区、令和8年3月25日より下水道区域全域の内水ハザードマップを公表しました。
- 内水ハザードマップ、洪水ハザードマップ、高潮ハザードマップについては、「関連リンク」内の「福岡市防災情報(ハザードマップ等)」に掲載されていますのでご確認ください。
ダウンロードはこちらから
- 水位周知下水道対象地区:博多駅周辺地区 内水浸水想定区域図(想定最大規模) (PDF:4,343KB)
- 水位周知下水道対象地区:天神周辺地区 内水浸水想定区域図(想定最大規模) (PDF:2,733KB)
- 補足資料「水位周知下水道等の指定について」 (PDF:3,199KB)
- 東区(1) 内水浸水想定区域図(想定最大規模)(PDF:10,031KB)
- 東区(2) 内水浸水想定区域図(想定最大規模)(PDF:2,344KB)
- 博多区 内水浸水想定区域図(想定最大規模)(PDF:12,014KB)
- 中央区 内水浸水想定区域図(想定最大規模)(PDF:10,154KB)
- 南区 内水浸水想定区域図(想定最大規模)(PDF:59,516KB)
- 城南区 内水浸水想定区域図(想定最大規模)(PDF:57,399KB)
- 早良区(1) 内水浸水想定区域図(想定最大規模)(PDF:11,177KB)
- 早良区(2) 内水浸水想定区域図(想定最大規模)(PDF:39,076KB)
- 西区(1) 内水浸水想定区域図(想定最大規模)(PDF:9,532KB)
- 西区(2) 内水浸水想定区域図(想定最大規模)(PDF:6,440KB)
関連リンク