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能古焼古窯跡(のこやきこようあと)     <市指定文化財>

写真:能古焼古窯跡

  能古博物館の敷地内にある登り窯の窯跡。昭和63年の発掘調査で、江戸中期(1767~1787年)に陶磁器を生産した窯であることがわかりました。山の斜面を利用して作られた連坊式登り窯(階段状の窯)で、焚口部と焼成部7基からなる8室構造で出来ています。全長22メートル、焚口から窯尻までの高さは5.2メートルもあり、この窯では、主に日常雑器が作られていたようで、古文書によれば「陶土は地元のものを使い、釉薬(ゆうやく)は天草から運ばれてきた」といわれています。
  また、この窯は、有田焼系の磁器と高取焼系の陶器の両方を焼成していた窯として、当時では極めて珍しく、福岡市域内で唯一残されている窯跡でもあります。


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