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更新日: 2022年7月5日

市長会見|市長のオフィス

7月5日市長会見

発表内容

  • 「Fukuoka Art Next 」今月のアート(7月)(経済観光文化局美術館) ※配布資料 (495kbyte)pdf
  • ≪西鉄天神大牟田線連続立体交差事業≫令和4年8月28日(日)に高架上へ鉄道の運行を切り替え!!(道路下水道局雑餉隈連続立体交差課) ※配布資料 (755kbyte)pdf
  • こどもタブレット相談を開始します(こども未来局こども相談企画課) ※配布資料 (685kbyte)pdf

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発言・質疑要旨

「Fukuoka Art Next 」今月のアート(7月)(経済観光文化局美術館)

市長
 よろしくお願いします。

記者
 おはようございます。幹事社の時事通信社の安延と申します。

市長
 はい、お願いします。

記者
 よろしくお願いします。
 まず、最初に、市長のほうから発表案件について、よろしくお願いします。

市長
 はい、分かりました。
 まず、月が変わりましたので、今月のアートを紹介させていただきたいと思います。今月のアート、こちらになります。銀ソーダ(ぎんそーだ)さんの作品になります。これはですね、「move on 01」という作品でございます。とっても、夏にさわやかなね、作品ですよね。
 見る方によって、いろんな印象になるかなと思ったんですが、今、パッと、私も見た瞬間に、何となく山笠のね、勢水(きおいみず)がね、何となく飛んでるようにも見えますが、そのとき、そのときで、人によって、アートっていうのは、その人の自身を映すね、鏡であったりもするわけですが。
 この作品、銀ソーダさんというのは、記憶とか時間をテーマにして、豊かな表情を持つブルーを基調とした作品を制作されているアーティストでして、福岡市のWall Art Projectにも入賞されて、今、大変アクティブに制作をされている方であります。
 この「move on」というね、作品なんですけれども、さまざまなタッチでアクリル絵の具、それからオイルパステルを重ねて色彩の層をつくっているわけですけれども、その重なりが記憶の海であり、また人生の軌跡を象徴していると。「move on」は「進め」という意味なんですけれども、さらに前進しようという意志の表れでありますけれども、美術館のほうがこれ交渉してですね、どの作品を貸していただけますかということでお話をしているときに、実は、この「move on」という作品は、これ福岡市のまさに先を見据えてね、いろんなチャレンジをしていくという姿勢に、とってもいいんじゃないかということで、制作中の作品をわざわざ今回に間に合うように仕上げていただいたということで、こちらをお貸しいただけたということであります。
 ちなみに、この銀ソーダさんは、東区箱崎にあります「大学湯」という、もともと銭湯だった場所をアトリエにしています。幼い頃に通っていた思い出の場所を残したい。そして、芸術を通して地域に貢献したいという思いから、銭湯跡地の再生プロジェクトにも参加をされているというような、地元で活躍されているアーティストでございます。
 こちらの銀ソーダさんの作品が今月のアートということで、1カ月間こちら、それから応接室かな、のほうに飾らせていただくということになります。


≪西鉄天神大牟田線連続立体交差事業≫令和4年8月28日(日)に高架上へ鉄道の運行を切り替え!!(道路下水道局雑餉隈連続立体交差課)

 では、私のほうから発表案件のほうにいかせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 【フリップ1 (258kbyte)】まずは、来月8月の28日から、ついに西鉄大牟田線、雑餉隈駅(ざっしょのくまえき)から下大利(しもおおり)までの区間が高架化されることになります。
平成22年度から、これは県や西鉄と一緒に進めてきたプロジェクトなんですが、ご協力のおかげで、ついに大きな区切りを迎えることになります。
 今回の工事によってですね、高架化されることによって、踏切が全てなくなるわけになりますので、これからは車も、それから歩行者の皆さんも、踏切待ちがなくなってスムーズに通行できるようになるわけです。
 それから、関連してなんですけれども、高架の切り替えにあたって迂回路というのを、これ筑紫通りなんですが、これ地域の皆さんの不便をできるだけ早く解消したいということで、福岡市の工事をですね、前倒しをした結果、9月にはもとの道路で暫定オープンできることになったということになります。
 ですから、8月の終わりの時点ですね、8月の28日以降は、もう踏切待ちなしで通行できるようになって、その翌月には、くねっと曲がっていた迂回路というものも、もうまっすぐ進むことができるようになるということですね。
 これ、このエリア、福岡市博多区の南部になるわけですけれども、空港も近いですし、また鉄道、JR、西鉄というですね、鉄道も2路線が走っているという重要な地域でありまして、令和5年度の後半には雑餉隈駅の南に新しい駅もオープンすることになっていますので、こうしたことをきっかけに新しいまちづくりにもつながってくるということを期待をするものであります。ということで、いよいよ来月でございますので、お楽しみにされてください。


こどもタブレット相談を開始します(こども未来局こども相談企画課)

 続いてがですね、【フリップ2 (295kbyte)】福岡市では一人一台タブレットを活用した、何でも相談をスタートいたします。タブレットを使って簡単に、困っていることとか、SOSをね、子どもたちが発信できるようになるというものでございますので、ぜひ子どもたちにはね、困りごととか、悩みがあったら、ぜひこのSOS、一人一台端末を使って相談してほしいと思います。
 7月19日に相談スタートになりますので。使い方はとっても簡単です。これタブレット上にある「こども相談」をタップしていただいて、中にログインするんですが、いわゆるチャット、文字でのやり取りでもいいし、音声での電話のようなやり取りでもどちらでもできます。それを簡単に、どっちで話しますかというのもタップ一つで選ぶことができるようになるということになります。
 対応時間は、年末年始を除く、毎日夕方の5時から夜の10時までとなっています。これは匿名の相談ですので、相談内容に関してもしっかり秘密も守られます。
 そして、逆に普段顔を合わせている、いつも会っている親とか先生にはちょっと言いにくいこととか、そういったことも、ぜひ気軽に相談をしてほしいなと思います。何かモヤモヤするとか、何かこうイライラするとか、そんな気持ちを話してもらってもいいし。また、いじめられているとか、それは友達からなのか、親からなのかとかね、そんなことも選べるような形(正しくは、音声またはチャットに入力して伝える形)にもなっていますのでね。もちろん命にかかわる可能性があると判断した場合などについては、これは関係機関などとも連携をして、必要な対応を迅速に行っていきたいとも思っています。
 いずれにしましても、コロナというところがですね、影響もやっぱり長く続いていますし、なかなかこう、少しずつね、地域活動とかも再開しつつはあるんですけれども、まだまだ人との交流が少なくなっている中で、どうしても家庭の中の様子が見えづらくなっていたりとか、もしくはやっぱり未来に対する希望とか、こういったものがすごく子どもたちにも影響を与えている部分もありますので、そうしたときに、もちろん親も、それから学校も相談に乗りたいと思いますが、そういった人にもなかなか相談しづらいことというのもあると思うんですよね。そうしたものをこのタブレットを使って、そんな声を拾い上げていければいいなと思っておりますので、ぜひご活用ください。7月19日からスタートになります。
 私からは以上です。


質疑要旨

記者
 ありがとうございました。では、発表案件について、幹事社からいくつか。
 こどもタブレット相談の関係でお聞きしますけども、これイメージとしては、今、タブレットって家に持ち帰れるようになっていると思うんですけれども、持ち帰ったタブレットを使って、チャットなり、音声なりで相談する、そういうイメージでしょうか。

市長
 はい、そうです。

記者
 あと、先ほどタブレットを使ったメリットとしては、匿名性というのがあると思うんですけども、それ以外にタブレットを使うことで、何かメリットって何かありましたら、教えていただけますか。

市長
 そうですね、やっぱり相談の敷居を下げたいということですね。もちろん相談をするときに、親がすごい何でも話して相談しやすい人もいらっしゃるでしょうし、また友達とか先生に相談しやすいという人もいるでしょう。
 でも、逆に近い人にはちょっと言いにくい話があるとかね、そういう人にとってはタブレットというものを使って、匿名の中で顔を見せずにね、相談できるということが一つのまたきっかけになればいいなと思っていて、これは実は、話は、私が区役所の職員さんたちと意見交換会というのを各区役所に行ってやっているんですよね。
 その中で、直接、区の職員と話をしているときに、せっかく一人一台タブレットを配ったので、これを使って相談というのもできるとすごくいいというようなお話をもらって。あれ何区だったかな。

事務局
 南区。

市長
 南区かね。南区に行ったときに、職員から話を聞いて、なるほどと。せっかく一人一台タブレットあるから、じゃあ、こうしたものも活用することによって、直接、親や先生みたいな近い人に相談がしにくいという人にとって、タブレットとか、普段見ている、やっぱり携帯とか画面を見たほうがね、やりやすいという子にとっては、こうしたほうがやりやすいんじゃないかということで導入をしたということです。

記者
 あと、これ画面がシンプルで見やすいというのが、売りだと思うんですけれども、これもあれですかね、DXデザイナーのアドバイスを受けて、画面の作成をしたということでしょうか?

市長
 はい。まさにおっしゃるとおりです。
 やっぱり、なんというか、以前からお話ししていますけれども、デジタルが得意・不得意とか、いうことではなくて、それって単純に、ユーザーインターフェースですね。つまり画面が分かりやすいか、難しい言葉が入っているとか、悩むとか、いかに悩まずにシンプルにインターフェースで選べるかという、画面で選べるかというところがすごい大事なポイントになるんですよね。
 だから、この画面の構成。難しくと言うと、ユーザーインターフェースと言うんですが、これを、つくりを、すごい大事にしていて。だから今回のこれについてもですね、やっぱり事業者の最初の提案というのは、やっぱりいろいろと、何と言うか、難しかったり。子ども目線で見たときに、よりどうがいいのかということは、DXデザイナーに、これはアドバイスをもらって、それを反映させたものを今回リリースしていくと。
 もちろん、これはアジャイルにやっていきたいと思いますので。つまり、これで確定ではなくて、今後、子どもたちのフィードバック。使っていきながら、よりこっちのほうがいいなというような、使いやすいとかいう話があればですね、そんなのにも柔軟に変えていきたいと思っています。

記者
 分かりました。ありがとうございます。発表案件について、幹事社からは以上です。
 各社さん、何かありましたら、よろしくお願いします。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 読売新聞の池園と申します。
 同じタブレット何でも相談の関係で、いくつかお伺いしたいんですけど、まず、だいたい対象者が福岡市内の市立学校に通われる子どもさんということですけど、例えば、夏休み明ける前とかですね、よく学校行きたくないよというような子どもさんたちがいると思うんですけど、例えば12万人あまり市内にそういう子どもさんたちがいる中で、例えば受け付けの体制とかですね、そのあたりというのは、どの程度の相談に対応できるような形で構えておられるのかというのを、まず、伺ってもよろしいでしょうか。

市長
 いくつかあったら、まとめて。たぶん、それ、そういう事務的な話はこっちに振るので、もうまとめて言っていただいていいですよ。

記者
 あと、これはアプリなのか、Webブラウザで見られるネットのやつなのかというところと。
 あと、先ほど、命にかかわる重大案件ではなかろうかと、相談員の方が判断された場合には、関係機関と連携するということでしたけど、これ匿名でということなので、その中でどうやってトレースしていくのかというところを少し伺いたいと思います。

市長
 はい、分かりました。じゃあ、お願いします。

事務局(こども未来局)
 こども総合相談センターの横内です。
 まず、相談体制ですけれども、基本的には、監督者を除いて2名体制で相談を受けてまいります。ただ、相談状況に応じてですね、体制は見直していくこともあると考えております。
 また、深刻な相談とかがあったときですね、どう対応していくかについては、まずは相談の中で、誰なのかということを丁寧に聞き取りを進めてまいります。
 それでも分からなかった場合にはですね、関係機関と連絡をして、通信プロバイダーを調べるとか、そういう形で調べることも出てくる可能性はあるのかと思っておりますが、基本的には相談の中で、ご本人を聞き出していくということを取り組んでいこうと思っています。

市長
 あと、アプリか、ブラウザか。

事務局(こども未来局)
 すみません、システムがちょっと。OSとかで答えればいいんですかね。小中学校は…。
 後ほど回答でよろしいですか、すみません。

記者
 はい。ありがとうございます。

市長
 どうぞ。

記者
 KBCの永野です。
 こどもタブレット相談に関連して、夏休み前から始まるということですけども、時間は夜に限られています。夏休みなんかは日中でもいいのかなとも思います。そこら辺の対応と。
 あと、学校配布のタブレットのみでのアクセスということですけども、皆さん、今、スマホ持ったりとかしていますが、あくまで学校配布ものが対象ということですかね。それだと、たぶんログインIDなんかで、個人はすぐ特定できるかと思うので、そこら辺は子どもたちが逆に心配なんじゃないかなとも思いますが、どうお考えでしょうか。

事務局(こども未来局)
 まず、時間なんですけれども、通常、年間を通してですね、一番相談しやすい時間帯というのが、放課後ということで、夕方から夜間を設定しております。ただ、このあとですね、利用状況や子どもたちからのフィードバック、それを持ちながらですね、また今後のことを考えていきたいと思っております。
 そしてですね、スマホとかをもう子どもたち、持っているということなんですが、私たち、ターゲットといたしましては、やはりスマホも持たない、電話も持たない、あるいは使えない、そういった子どもたちからのSOSこそ、キャッチしたいと思っておりますので、その点では、スマホ・電話を持たない、使えない子どもたちにとっては、とても相談しやすい体制になると思っております。
 また、実際のところ、個人の特定というのは、これは簡単にできない仕組みになっておりまして。簡単にできないので、もしも大変なことがあったときは、一生懸命突き止めていきたいなと思っております。

市長
 たぶん、ちょっと技術の話であって、たぶん、今日いらっしゃっている方の専門、相談をする側なので、技術的な専門ではないんですね。ただ、想定の話を私が勝手に言うのもなんですが、ログインすることになっているんで、たぶんご指摘のとおり、もうログインをする、そして端末は一人誰がどの端末持っているということは分かりますから、そういった意味で検索するというか、それを突き止めるというはできると思います、技術的に。
 ただ、それをするかしないかという話で。やっぱりこれが何の案件でも、すぐにそんな本人を突き止めて、もういくとなったら、それこそ、だからもう匿名の意味がなくなってしまうので、通常はできるけどやらないということだと思います。
 ただ、これが本当に命にかかわることで、すぐにこちらから、要するにアウトリーチで、すぐに支援に行かないとまずいというようなときに限ってするということだと思います。
ただ、これはごめんなさい、今、私がちょっと、こういうことではないかということで言ったので。これはちょっと相談を専門に受ける方と、あと技術的な部分の担当が違って、今日はそうではないほう方がいらっしゃっているんで、ご容赦いただければと思います。
 相談体制についても、さっき2名というような話がありましたが、これは幾重にも張る網の一つだと考えていただければいいと思うんですね。当然、それは学校としても相談に応じますし、それから教育委員会でそもそもの相談のダイヤルとか、いじめダイヤルとかも含めて、これも24時間365日対応しているものもあるんですね。
 こういう、いろんなのがある中で、これも一つ、タブレットせっかく配るんで、なんというか、より相談のハードルを下げるという意味で、そして自分で携帯持っていない人も含めて、これは皆さんに相談するハードルというのがまた下がる。もう一層のやり方として、これも加えるというようなイメージを持っていただければと思います。
 じゃあ、どうぞ。質問ほかに。
 はい、どうぞ。

記者
 すみません。西日本新聞の塩入です。
 タブレット相談のほうと、雑餉隈の2点あるんですけど、タブレット相談のほうで、これは命の危険の話が出ていまして、親の話もさっき出たんですけど、狙いとしては、家庭内の子どもに対する虐待の早期発見といった、そういう狙いもあるのでしょうか。

市長
 質問の中に、そうした親からの虐待、これ実は、細かい話になるんですが、子どもの家での虐待というような話と、あと学校のいじめというのは、所管が教育委員会なのか、それとも市民局なのか、保健福祉局(正しくは、こども未来局)なのかって、内容で実は所管は分かれているんですよ。
 そこを今回お願いをして、例えば親からの虐待ということも、例えば誰からいじめられていますかという選択肢の中に、友達からというのと、あと親からとか、こういうのを入れてもらうようにお願いをつくる段階でしたんですよね。それはなぜかと言うと、所管を越えて教育委員会の案件だけではない部分も、こうした、こちらから問いかけをするという中で、子どもたちが選びやすいというかですね、というような仕組みにしているということがありますので。そういう形です(正しくは、選択式ではないが、所管に関わらず幅広い相談を受ける内容となっている)。

記者
 すみません、もう一点、雑餉隈のほうですけど、雑餉隈から下大利まで高架化されて、その区間の中で、井尻のほうが高架化しておりません。それで、これは議会のほうでも長年、議論していて、高架化しないという方向性が今、強いのかなと思うんですけど、近くにららぽーともオープンしたりしていて、交通渋滞のほうも起こっている状況なんですが、市長は井尻駅の区間の高架化については、どのようなご意見をお持ちでしょうか。

市長
 もちろん、全部高架化されるというのがね、されれば、それは一番ベストだと思います。あとは、ただ、これ多額な予算がかかる中で、民間事業者、それから国の補助、県、そして市、今回の区間にしても、そうした多くの関連の皆さんが相当な額を出してやっているわけですね。ですから、それをするためには、やっぱりB/C(ビーバイシー、費用対効果)というところが、どれぐらい費用対効果があるのかというところも考えなければいけない。
 ちょうど井尻の近くに環状線ができたということから、そちらに逃げるルートもできているわけですね。ただ、これができたからといって、もちろん、少しそちらのルートでもちろん逃げることはできても、完全に渋滞がなくなっているわけではないということも認識をしています。
 ただ、今、そういう意味でいくと、いろんな専門的な効果検証ですね、費用対効果を見たときに、B/Cというのがどうしても合わないという状況になっている中で、具体的な事業化の話ということが現時点であるわけではないというのが現状です。

記者
 分かりました。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 RKBの三浦です。よろしくお願いします。
 今の高架化の件なんですけども、雑餉隈のほうが高架化されることによって、下がかなり歩行空間というか、新しく生まれ変わるんですけども、そこに福岡市のほうとして、何か考えであったりとか、こういうまちづくりをしたいという考えはお持ちでしょうか。

市長
 高架下は結構長いので、それについて具体的に、こう利用するという利用計画があるわけではないんですが、少なくとも新しい駅ができますので、そこは、今回の新しい駅ができることをきっかけにしたまちづくり、例えば駅のロータリーをつくったりとかですね、そこの中にどういう配置にするかというのは、既に地域の皆さんとの話ということは進んできていて、具体的なイメージ絵図というのはできているんですが、具体的に高架下をずっと、こう、例えばこんな利用の仕方にするみたいなことが、具体的にあるわけではないです。

記者
 分かりました。フリップをちょっと雑餉隈のほうに変えていただくことは可能でしょうか。

市長
 ごめんなさい。

記者
 改めて期待というか、そこら辺をちょっと、最初噛んでしまったとこもあったと思うので、もう一度。

市長
 噛んでしまったって。期待。

記者
 期待の部分とか、どういうふうになっているのか、お願いします。

市長
 分かりました。次は噛まずに、言えるように、すごい注文ですね。
 8月28日から、いよいよ雑餉隈、そして下大利の間が高架化をされます。踏切がなくなるということですから、渋滞もね、解消されて。そして、この地域の活性につながることを期待をしています。

記者
 ありがとうございます。

市長
 はい、どうぞ。

記者
NHKの若林です。フリップのほうをこどものほうに。

市長
 分かりました。はい、仰せのままに。

記者
 すみません。先ほども子どもたちのいじめの話と、この前の児童虐待のお話もあったと思うんですけど、今、市としては、虐待の相談件数も少し増えているなど、問題もあると思うんですけど、改めてちょっと、こちらのタブレット相談の目的を教えていただいてもよろしいでしょうか。

市長
 分かりました、はい。
 これから子どもたちは夏休みに入ります。やっぱり今、コロナが長引いたこととか、それから家庭の中の環境というのもいろいろとあって、相談しにくいこと、ぜひ、この一人一台タブレットを使って相談してほしいと思います。
 もちろん、今でも学校の先生に相談するのもいいし、親や友達に相談するもいい、一番相談しやすい人に相談していただければ結構なんですが、みんなに言いにくいことがあれば、ぜひ、この一人一台タブレットの中で簡単に相談できるようになりますし、匿名になりますので、ぜひ、子どもたちには相談してほしいなと思います。

記者
 ありがとうございます。

記者
 発表案件について、ほかにございませんか。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 西日本新聞の小川です。お願いします。
 タブレットの関連なんですけれども、先ほど市長がこれを導入することも、ワンオブゼムというか、幾重にも網を張る、学校、教育委員会にも相談窓口があるということで、確かに匿名でタブレットであれば気軽に相談しやすいという環境ができるのは、1つ選択肢が増えるということなんですが、実際、リアルの相談窓口、例えば相談件数が少ないとか、スクールカウンセラーが少ないとか、何かリアルの相談窓口での改善策は何かありますでしょうか。現場の課題とかもあれば教えてください。

市長
 分かりました。まず、私の把握している範囲なんですけれども、やっぱり例えばヤングケアラーの話があったときに、こういうのって、なかなか本人にとっては、ずっと当たり前になっているとか、なかなかこれ、相談していいことなのかどうかも分からないということがあったりだとか、もしくは家庭内での、例えば親からの虐待だとか、もちろん友達のいじめとかですね、そうしたものも、もちろん相談したり、もしくは先生方が見ていて、おかしいなって思ったときに声かけをしたりというようなことというのは、現時点でもされているわけですが、なかなかやっぱり外に言えないことだとか、相談しにくいことというのもあったり。もしくは今、子どもたちも、ずいぶんスマホを使ったり、LINE使ったりというようなことで、直接、人に対面で言うよりも、より心をタブレットのほうが開きやすいという子もいるかもしれないと。せっかく今回、一人一台タブレットということができましたので、そっちのほうが相談しやすい方のニーズというのを今回拾い上げることができたらいいなということと。
 それから、これ見て分かるとおり、チャットのほうでですね、先にチャットボットというか、選択肢が出てくるわけですね。どうしたいですかとか、こうですかと出てくるので、そういう意味では例えば自分で筋道を立てて、例えば説明するのが苦手であっても、そのチャットボットを自分で選んでいく中で、その人がどういったことに悩んでいるのかとか、誰からどういうふうになって、今こうなっているかとか、いうことが自分の中でも整理されますし、相談相手のほうもそれを速やかに把握することができるだとか(正しくは、チャット・音声ともに、相談員がサポートしながら、やり取りの中で悩みや状況を整理していく)。そういった意味ではこれまでのやり方と、それから、こういった新しいやり方というのが、うまくベストミックスができたらいいなと思っています。期待をしています。

記者
 ほか、よろしいですか。じゃあ、発表案件については以上です。
 じゃあ、発表案件以外で、幹事社から一点。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 スタートアップの関係でちょっと伺いたいんですけれども、政府がスタートアップの関係でですね、担当大臣を新設する方向で調整に入ったと報道があってですね、木原官房副長官のほうも記者会見で、大臣新設については決まった方針はないけれども、司令塔の機能は明確化するということを述べています。
 かねて市長もスタートアップにすごく力を入れて進めていると思うんですけれども、お聞きしたいのは、国のほうでスタートアップに関して司令塔をつくること、大臣ですね、つくることについて、市長はどうお考えになっているかということと。
 これは改めてになるんですが、岸田政権がこのスタートアップ、今回、新しい資本主義の中でも柱の一つに据えているのですが、その点、どう評価されているか。この2点について伺えれば。

市長
 分かりました。福岡市もスタートアップ都市宣言してから10年ということで、ようやく時代がスタートアップというところを本当に中心にね、考えていただけるようになったなということについては、とてもうれしく思うし、やっぱりスタートアップが出てこない国に未来はないと思っていますし、新規雇用という点も、それから生産性の向上という点も含めてですね、ようやく国も動き出してくれたな、本腰を入れてということで、これは大歓迎をしたいと思います。
 あとは、内容ですよね。もちろん、ですから、この動き自体は歓迎をしたいと思うんですが、スタートアップというところを単純に、新規の新しい店舗ができました、それを頑張ってねって応援しますということだけではなくて、これって結構戦いだったりするんです。
 その本質を本当に政府が理解をして、要するに今の新しいビジネスモデルとか、新しいテクノロジーを社会に実装しようというときには、これは今、法や規制が想定をしていなかった新しいビジネスモデルができたり、もしくはサービスが生まれるということは、この規制を緩和しなきゃいけないんですね。
 例えば、Uber(ウーバー)が出てきたときに、日本では二種免許というような問題とか、白タクの問題とか、こういうものに引っかかって、これ導入できなかったですよね。スタートアップを応援するというのはそういうことなんですよね。じゃあ、現代のニーズに合わせて、例えば都市部ではいいんですけれども、今、例えばJRどこでもいいんですが、例えばJRの駅で、駅に到着しても駅の前にタクシーが待っていないという地方はたくさんあるわけですよね。そういうところをじゃあ民間の時間が空いている人が、車の助手席をシェアするということで、ビジネスモデルで地域の課題を解決していこうというときに、じゃあ、日本はどうしたかというと、いや、日本は二種免許を持っていないとできないですよと、Uber的なサービスは白タクですよと、あれを排除したわけですね。
 スタートアップを応援するということはそういうことで、単に補助金入れますよとか、VCにお金入れますよというところで終わるような、生ぬるいことでは結局、中途半端に終わってしまうので。やっぱり大事になってくるのは規制改革ですよ。規制改革もやっぱりしっかり合わせてやるということがすごく、このスタートアップには大事になるし、政府調達としても、当然、実績のある企業に発注をしたほうがね、それは万が一、ミスがないかとかね、万が一があったときにバックアップできるぐらいの企業の体力があるのかという意味でいくと、既存企業に発注したほうがいいところを、これはやっぱりスタートアップのほうに発注していく枠をどれぐらいしっかりつくれるのかとかね。これも、もちろん大事になってきますけども、こういうやっぱり政府としても一定のなんていうか、リスクとまでは言わないかもしれないけれども、やっぱりそこをチャレンジしていくという、チャレンジ心がどれぐらいあるかという魂が、そこに入るのか、入らないのかで、これは大きく結果は変わってくるので、形だけのスタートアップの司令塔ではなくて、本当に規制改革やっていく、そしてリスクマネーではないですけれども、チャレンジングにスタートアップに発注をしていくというね、こういうところも必要。
 だから、もし大臣を置くのであれば、誰を置くのかというところに私は注目をしています。これは大臣を誰に据えるのかというのは、総理大臣からのメッセージで、本気で改革をする気があるのか、それとも充て職で誰かをとりあえず置くのか、というのは全然違うので。
そういう意味ではここはスタートアップって何となく新興企業を応援するって、簡単そうに見えますけど、スタートアップを応援するということは、現在の既得権に対して戦う意思があるのかとか、その既得権が持っているような現在のシェアの一部を奪って、スタートアップを新しく市場に参入させるという意思が、まずあるのかどうかという覚悟の話になりますので、まず流れとしては、私は大歓迎をします。
 ぜひ、これを実効性のあるものにして、本当にスタートアップをたくさん生み出し、しかもそれは横の10倍だけではなくて、縦の10倍、高さの高いスタートアップ、視座の高いスタートアップ、社会を変えていく、世界を変えていくようなスタートアップを生み出して、そして日本がもう一回、世界の経済の中でしっかりと力のある、そんな企業を生み出していくためにもね、このスタートアップというところの新しくできるんであれば、その本気度の中身というものをね、本気度のあるものにしてほしいし、もし司令塔ができるならば、本当に力のある人を置いてほしいなと期待をします。

記者
 ありがとうございます。幹事社からは以上です。
 各社さん、何かありましたらよろしくお願いします。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 すみません。西日本新聞の塩入です。
 今のスタートアップの話で、市長は大臣を誰に置くのか、注目しているというご発言ありましたけれども、ご自身が、これ自分がなりたいって言って、なれるものじゃないんですけど、ご自身がなられてもいいのかなと思ったりするんですが、市長と兼務ができるのかどうかというところもあるんですけど、その辺のところ、いかがでしょうか。

市長
 できないでしょうね、たぶんね、なかなかそういう。
 私はもちろん市長という立場で、できることはもちろん、スタートアップについて、この10年間一生懸命、全国に対しても、福岡から前例をつくっていく、しかも特区という枠組みでね、規制を緩和して、福岡で大丈夫だったものを全国に広げていこうということはやってきたので、しっかりこういったことは、これからもこのスタンスで続けていきたいと思いますし、また、どなたがもちろんスタートアップの担当の司令塔になられたとしても、もしくは大臣がつくったとしてもね、しっかりそこは協力をしていきたいと思っています。
 はい、どうぞ。

記者
 RKBの三浦と申します。
 昨日までですね、KDDIによる通信の話、結構障害がありまして、結構いろんな方が止まったことによって、影響があったんですけども、福岡市のほうで管轄するものに影響はあったのか。教えていただけますでしょうか。

市長
 そうですね、相当多くの方に、やっぱりこれは影響は出ていて。お店の予約が全然入らないというような方とか、いろんな話は聞きました。
 福岡市として、現時点で調べた状況の中では、福岡市として何かこう、KDDIと契約をしているものがなかったので、こちら福岡市の行政サイドとしては、トラブルがあったわけではないです。ただ、ユーザー側ですね、市民の側がau使っていて、それで例えば福岡市に電話しようと思ってできなかったという事例はあるんでしょうけれども、福岡市としてのサービスで、大元の基幹をそこに、KDDIのほうと契約しているものが現時点では見つかっていないので、大きな影響があったということは聞いていません。

記者
 新型コロナの患者とかの連絡ができなかったというところもあるようです。福岡市のほうは、それはなかったと考えていいですか。

市長
 それについては、ユーザー側のほうでauを使っている方がですね、連絡ができなかったということはありました。あったんですが、ただ現時点では全て連絡がついて大丈夫になっています。確認できています。
 はい、どうぞ。

記者
 FBSの市原です。
 新型コロナについてお伺いしたいんですが、現在の感染状況の認識をお教えいただけますでしょうか。

市長
 そうですね。何が原因か分からないんですが、先週ぐらいからですね、新規陽性者数が増えてきています。結構早いペースで増えてきていると思っています。これ、東京とかとも同じ傾向になっているんで、全国的に今、同じ傾向になっているなと思っていて。だから、あんまり地域差というか、地域で何をやっている、何をやっていないということではなくて、なんとなく増えるときにはもう全国一律に同じように増えているんだなという、その傾向が今、来ていると認識をしています。

記者
 ほか、いかがですか。よろしいですか。
 それでは、終わります。どうもありがとうございました。

市長
 はい、分かりました。はい、ありがとうございました。

※発言・質疑内容について、できるだけ忠実に作成しております。