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更新日: 2021年4月28日

市長会見|市長のオフィス

4月27日市長会見

発表内容

  • 高齢者に対する新型コロナワクチン接種の本格実施について(保健福祉局新型コロナウイルスワクチン接種担当) ※配布資料 (370kbyte)pdf
  • 全国初!「学生起業スタートアップビザ」を認定!(経済観光文化局創業支援課) ※配布資料 (600kbyte)pdf

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発言・質疑要旨

高齢者に対する新型コロナワクチン接種の本格実施について(保健福祉局新型コロナウイルスワクチン接種担当)

市長
 おはようございます。

記者
 おはようございます。

市長
 どうぞよろしくお願いいたします。

記者
 幹事社の毎日新聞です。
 それでは発表案件お願いいたします。

市長
 分かりました。はい、お待たせをいたしました。
 ようやくですね、ワクチンの国からの供給量というところの目途が立ちましたので、今日はワクチンの接種券の送付等について、また予約等について具体的なお話をさせていただきたいと思います。
 こちらになります【フリップ1 (279kbyte)】。福岡市の5月のワクチンの供給量が決まったんですが、これ、5月10日からの2週間、この間におよそ4万3,000回分、そして5月の24日からについてはですね、注射器も1バイアルから6回採取できるタイプに変わりますので、2週間でおよそ16万8,000回の供給がなされる。
 その後も福岡市の希望する量が入ってくるという見込みが立ちましたので、これを踏まえて、高齢者に対するワクチンの接種、これを本格的にスタートしたいと思います。
 その方法なんですが、まず、地域のクリニックで接種をする個別接種について。
 これは福岡市内、750カ所ものクリニックにご協力をいただけることになりましたので、高齢者の皆さんはですね、いつものかかりつけ医の先生と日程を調整をしていただいた上で、安心して接種を受けていただくことになります。
 次に集団接種についてです。先週の土曜と日曜日、マリンメッセB館、マリンメッセ福岡については新しいB館が誕生したわけですが、そこでトライアルとして実施をしたところですが、5月の13日以降は土日も含めて、毎日接種を行っていきます。
 なお、接種会場なんですが、このマリンメッセ福岡のB館、ここは6月末までにして、その後7月からは、各区にあります地区体育館、それから地域交流センターを使用いたします。準備のためにその各区にあります体育館等のですね、一部については6月の14日から通常の利用はできなくなります。
 いつも施設をご利用いただいている皆さんには申し訳ございませんけれども、ぜひこのワクチン接種という状況をご理解いただくようによろしくお願いをいたします。
 それから三つ目が、これ高齢者入所施設への出張接種であります。ご承知のとおり、今のウイルスに関してはですね、これは非常に感染力が強いということは皆さんもご承知のとおりと思いますけれども、特にクラスター対策の観点からも入所者だけではなくてスタッフの方も同時に接種を行います。
 すでに各施設との日程調整を、もう進めておりますので、5月10日以降、準備が整った施設から順次、実施をしていきたいと思っております。
 接種を受ける際に必要になる接種券なんですが、これは65歳以上のすべての高齢者、およそ36万人分を今日から、4月27日から順次発送いたします。今日36万人分を送りますので、だいたい5月の11日までにすべての高齢者の皆さんのお手元に届く、ということになります。これは福岡市としては今日、36万人分の接種券を郵便局に持ち込むんですが、なんといっても36万人分ありますんで。
 これは福岡中央郵便局の方に確認をしました、それで5月の11日までに全員に届くように必ずするということであります。当然、今日送るとこれが実際に着くのがですね、明日着く人もいるかもしれないし、来週着く人もいるかもしれないという時差がありますよね。
 うちはまだ接種券が来ていないのに、もう予約が始まっていて、予約が無くなってしまったとかいうと、なんとなく、こう不公平感とかでみんな嫌な気持ちしますよね。
 それから全国的なニュースを見ていても、予約開始の日に電話をね、した時に電話が繋がらないという、そういうシーンは何度もご覧になったかと思うんですが、そこでですね、そうした想定されるさまざまなトラブルを最小化、完璧ではないかもしれないけれど、最小化するためにいくつかの工夫を行います。
 まず一つがですね、接種券が11日までに届くということでありますから、予約の開始時期は接種券が届いた後に設定をします。さらにその予約の開始時期を、これを75歳以上の方、そして65歳以上の方、というですね、二つに分けて予約の開始日を設定したいと思います。
 まず、75歳以上の皆さんについてでありますけれども、75歳以上の方は5月12日から予約を受け付けたいと思います。そして65歳から74歳までの方は少し待っていただいて、1週間後、5月19日から受付を開始したいと思います。
 ですから、このようにですね、75歳以上の方がスタートをして、1週間後に65歳以上の方が予約を始めるということで、二つに分けることによってですね、これによってピークカットしていきたい、平準化をできるだけしていきたいと考えております。
 予約の方法、どうやって予約をするかということなんですが、まず一つが接種可能なかかりつけのクリニックで予約をする。これが一番高齢者の皆さんにはおすすめです。かかりつけのクリニックに直接ご連絡をいただいて予約を取ってください。
 それから二つ目がコールセンターに電話をして予約をする。
 三つ目が予約専用サイトからインターネットで予約をする。この3パターンになるわけです。
 ワクチンは1回目の接種の後、およそ3週間過ぎてから2回目の予約を入れていただくという形になりますので、ぜひ2回目の予約についても忘れずに行っていただきたいと思います。
 予約の開始まではもうしばらく時間もあります。ゴールデンウィーク挟んでということにもなります。ですから慌てずにですね、対応していただければと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 私からは以上です。

記者
 ありがとうございます。

全国初!「学生起業スタートアップビザ」を認定!(経済観光文化局創業支援課)

市長
 あ、もう一件。どっちがいいんだろうな。両方する、まとめて。ごめんなさい。じゃあ、もう一個。気持ちを切り替えて。
 さて、こういったコロナ禍ではありますが、国家戦略特区の話です。
 【フリップ2 (105kbyte)】福岡市が国家戦略特区の新しい規制緩和として提案をして、全国に認められることになった「学生起業スタートアップビザ」について、この度、全国で初めてその認定を行いましたので、報告をさせていただきたいと思います。
 ちなみにスタートアップビザというのはですね、これについては外国人が日本でも起業しやすくするための制度でして、福岡市でもすでにこのスタートアップビザを使って起業した会社があります。
 例えばコロナの中で、外出の自粛とか、いろんな公共施設も閉まったりという時期ありましたよね。それで福岡市博物館の展示物、これを3Dの画像で、インターネットで見て楽しむことができるという、「おうちDE楽しめる3D博物館」というサービスがこのコロナをきっかけに始まったんですが、これも実はスタートアップビザをきっかけに起業した、スチームパンクデジタル株式会社というですね、これカナダの皆さんなんですが、ここの会社の画像スキャン等の技術の協力なしには、こうしたこともできなかったわけですね。
 こういったことでスタートアップビザを使われているんですが、問題があって、それ何かというと外国人の留学生の方ですね、が、在学中にスタートアップビザを活用して会社を立ち上げようという時にはですね、一旦帰国をする必要があるんです。このコロナの状況の中で。
 短期滞在という在留資格を取得してから改めて日本に入国をして、起業の準備活動をしなければいけないというのが現状なんです。
 ただ、この学生起業スタートアップビザを活用すると、留学生の方も、もう帰国する必要がなくて、こちらにいた状況で在留資格をスタートアップビザに切り替えることができるんですね。今のコロナの状況では当然のことながら、国に帰ることも難しいですし、また戻ってくることも、入国してから14日間の待機が必要になったりということで、国境を越えた移動そのものが、今は非常に大きなハードルになっているのはご承知のことと思います。
 ただ、この学生起業スタートアップビザを使えば、そうした、日本に滞在をしたまま、スムーズに起業にチャレンジできるので、時間もコストもかけずにすみますし、またビジネスチャンスも逃さないということで、まさに今の状況にフィットした制度じゃないかなと思います。
 福岡市では、外国人起業家の皆さんに対しては、スタートアップカフェの中にあるグローバルスタートアップセンターで事業内容の相談に、すでに応じております。国の規制の緩和とまた福岡市独自の支援策を掛け合わせて、その効果の最大化、これからも目指していきたいと思いますが、今回のスタートアップビザ認定第一号となりますイギリスのリョウさんも、起業しやすい環境、また都市の成長性というところに魅力を感じて、福岡市を選んでいただいたということで、大変嬉しく思っております。
 これからもコロナの中、新しいニーズがどんどん生まれてくる。そのニーズに対して、今求められるサービスをどんどん打ち出していけるような、そんな会社が生まれてくる。そしてまたこれが、ひいては福岡の雇用、また税のかん養、こういったものも含めてですね、経済の活性化に、力になってくれたらいいなと思っております。
 はい、以上です。



質疑要旨

記者
 ありがとうございました。
 幹事社からワクチンの件でお尋ねいたします。まず、現在の接種状況を。最新の接種状況をですね。

市長
 じゃ、数字については最新の情報を。

事務局(保健福祉局)
 はい。現時点で、約3,500人の方に接種を行っております。内訳としましては、クリニックにおける個別接種で、医療従事者への接種も含めまして約2,800回。
 マリンメッセ福岡B館での集団接種トライアルの2日分として、約650人。入所施設への出張接種トライアルとして、2施設に対して60人。これは従業スタッフも含みます、60人。という内訳になっております。
 以上でございます。

記者
 ワクチン接種、国からの量というのはなかなか示されなかったという中で、今回その本格的に計画どおりといっていいのか、いいんでしょうが、改めて、市長のご所見というか。

市長
 なんていうか、ようやく、これが1ヶ月早かったらな、というのが本音ですよね。
 そしたらゴールデンウィーク前、ないしはゴールデンウィークのこういった休みの期間を使って、みんな接種できたのにな。ぼやいてもしょうがいないですから、ようやくただ5月の中旬以降はしっかりした量が入ってくるということ、これは私自身も確認しましたので。
 ここからはですね、もう最速で本当にどんどん接種をしていって、かなりワクチン接種が進んでいる今の国々の様子を見てみると、感染者数がものすごく減ったり、またもうマスクを外して外で皆さん過ごしているような海外の様子を見ているとね。
 やっぱりいかに早くワクチンを接種を進めるかってすごく大事だと思うんで、ようやく供給量がしっかり示されて量も入ってくるこということですから、ここから最速で進めていきたいと思います。

記者
 先ほど市長も、報道等で例えばコールセンターがパンクしたりとか、そういうのは報道等であって、それは改善して、接種方法がありますが、特に今のところ不安要素とか想定される何か、懸念材料、何か。

市長
 多分、とは言っても、もちろん75歳以上からスタートすると言っても、やっぱりそれでも本当にみんなが1日にかけてくることは想定されるんでね。
 それはかかりづらい状況というのは間違いなく、これは発生はしてしまうだろうと思いますけれども、なかなかやっぱりそこは、それ以上の対策って、なかなか難しいなというのが現状であります。

 ただ、とにかく福岡の場合はやり方がちょっと特徴があって、地域のクリニックを最大限に活用するというのが特徴であります。750ものクリニックが「うちも協力します」という形で手を挙げていただいていますので、とにかく高齢者の皆さんは普段のかかりつけのクリニックのほうと、しっかり相談をしてですね、その方のリスクだとか、そうした部分というのもかかりつけ医の先生方が把握をしていると思いますので、接種のタイミングですとか、予約というのは、ぜひかかりつけのクリニックのほうでしていただければと思います。

記者
 幹事社からは以上です。各社様、よろしくお願いします。

市長
 はい。

記者
 西日本新聞の塩入と申します。
 今回示されたワクチンの供給量で、だいたい2回換算で約10万人分かと思うんですけれども、一方で福岡市の高齢者の打ちはじめから2ヶ月間での終了というのをスケジュールで描いていたんですが、このスケジュールの変更等というのは、この数字から見てどのようにお考えでしょうか。

市長
 そうですね。だからここで打ちはじめてからは、2ヶ月でだいたい打てるというのは予定どおりいけると思いますので、5月ですから6、7ということかな、には2ヶ月では終わると思います。

記者
 分かりました。

市長
 この数でいくと、例えば16万8,000、17万か。17万回分が5月になってから打てるということですが、17万回で。とはいっても3週間どっちみち空けていくので、単純にこれを半分にした、例えば8万人とか9万人しか打てないということじゃなくて、より多くの方が1回は打てるという数にはなると思います。

記者
 すみません。読売新聞ですけれども、予約受付で予約開始時期を二つに分けたということですけれども、この75歳以上と65歳以上というふうに分けられた場合に、理由みたいなものがあれば教えてください。

市長
 もう本当はわかっているとは思いますけれど、75歳以上の人のほうが、やはりより重症化リスクが高いということ。それで二つに分けるのであれば75歳以上からまずスタートしようということになりました。
 ちなみになんですが、75歳以上って、いつの人から75歳以上の人なのか、65歳以上の人はいつの人から76歳(正しくは、65歳)とみなすのかという問題があると思うんですね。誕生日なのか、何なのか。年度にします。年度。今年度、つまり今度の3月末日にいくつになっているかですね。
 年度ですから、だからちょっとわかりやすい事例を出すとするならば、今、現在64歳の人も含まれるということですね。今、64歳で今年度中に65歳になる人も含めるということになります。
 意味わかりますかね。学年が同じ人。だから75歳以上の人からスタートしますが、現在74歳で、来月とか、今年度、今年末とか、来年の1月とかに75歳になる人も、ここの75歳に含まれるということです。年度で、ということになります。

記者
 ありがとうございます。

市長
 はい。

記者
 すみません。KBCの児玉と申します。

市長
 はい。

記者
 この6月6日までの分以降の希望量が供給される見込みということなんですが、希望量はどれぐらいかというのを教えていただけますか。

市長
 なるほど。
 希望量については、まず、接種能力がどこまで向上できるかというとことリンクしていて、まず、各クリニックも打ち始めてくると、ある程度通常の医療をしながら、かつ、コロナの人もだいたいこんな感じというのがわかってくると思うんですよ。
 そうすると、より少なくとも前の月よりもですね、もう少し多く回せるというような形になってくるんじゃないかなと期待はしていて。
 それが各クリニックが予約量に反映されてくるので、どれくらいの予約を各クリニックが取ってくるのかというようなことにも関係をしてくるかなと思いますので。いまとりあえず当面、予約については6月末までの予約をまず第1回として取るんですよね。
 今後さらに、時期が近くなったら、さらに今度7月の予約もオープンにするというような形で、順々に開けていくんですが、それも6月というか5月の終わりからの接種状況を見てですね、それによって要望する量というのを変えていきたいと思います。

記者
 ある程度想定はいくつかある中で、予約状況を踏まえて、希望しようと思ったときに、おそらくこれぐらいはくるだろうという見込みが立っているということ。

市長
 そうです。はい。
 そこは国も自信をもって、「ここから量が困ることはないと思う」という言い方をされていたので。
 はい。だったらこちらで供給力をしっかりと、ね。打ちまくりたいですよね。一日も早くこういう状況を終わらせるためにね。

記者
 それは高齢者向けのワクチンの話ですか。

市長
 まず、はい。高齢者向けのワクチンです。

記者
 分かりました。

市長
 これを終わらせてね、早く終わらせて次は若い人にいきたいんですが。

市長
 じゃ、1、2の順番で、はい。

記者
 西日本新聞の泉です。
 今、コロナの感染者自体がちょっと増えている状態で、接種するときのお医者さんだとか看護師さん、人繰りのあたりの不安だとか懸念というのはいかがでしょうか。

市長
 集団接種のほうは、もうもちろん目処が付いているんですが、あとは、各クリニックが状況に応じてどれくらい予約を取っていくかということで、当然自分たちの接種能力として、可能な人数の予約を取っていくという形に、それぞれなってくると思っています。

記者
 集団接種のほうは、特に感染者がめちゃくちゃ増えて、今ちょっと増えている状況があるので、めちゃくちゃ増えて、そっちに対応しないといけないから集団接種に参加できない、というような感じではないんですね。

市長
 そうですね。
 今の、もちろん陽性者数が増えてきているのはもちろん間違えはないんですけれども、当然これも今の病床の稼働率ですね、こういったものからして、そこまでそのすべての病院が今逼迫をするというような形ではなくて、言っても30パーセント、40パーセントであれば半分以上は空いているわけでありますので。
 そういった意味では、まだ接種に困難をきたすほどの状況ではないという認識です。
 中村さん、どうぞ。

記者
 産経の中村です。
 ワクチンの製造元なんですけど、ちょっと私、今日見出ししか見てなくて、「モデルナのやつを承認して大丈夫ですか」という読売さんかなにかで書いてあったんですが、今回、福岡に入ってくるのは基本的にファイザーのものですね。

市長
 はい。

記者
 ほかの会社のものが入ってくることは、この先のものも含めて基本的にないという理解で。

市長
 今、私が今日お話した話は、すべてはモデルナではなくて、ファイザーの話です。ファイザーの話がすべてです。
 ただ、東京と大阪では1日1万人じゃないけど、相当な数のモデルナを使うというような話もありますので、まだ私も本当にまさにそれこそ、報道ベースで聞いただけの話なので、今後、例えば大都市ないしは接種能力がある都市についてはこうしたものも入ってくるのか。
 そうするとモデルナであれば1回(正しくは、2回)なんですよね、接種が。なので、そうするとファイザーとモデルナ両方打つわけに、ということではなくて、になってくるので、そのオペレーションとかも含めてですね、今後国がどういう地域を選んで、そういう別の会社のワクチンも投入してくるかという計画については、それこそ今から情報収集していきたいと思っています。
 もちろん東京・大阪は大都市で、かつ人口も相当多いし、またコロナが広がりやすいというところがあるので、東京・大阪にまずはそういったところのも投入しようということだと思いますが。まだ、福岡については、話は聞いていないです。

記者
 分かりました。

市長
 はい。

記者
 よろしいでしょうか。

記者
 発表案件以外で、時短要請が先週から始まってですね、ゴールデンウィークを含む時短要請ですが、福岡市内、それに応じているのか、市長のご所見ありますでしょうか。

市長
 それに? 応じた?

記者
 ご所見というか、応じられているか、現在。福岡市内の飲食店さん、どういうふうに街中変わったか、ご所見ありますでしょうか。

市長
 一番のターゲットというか想定しているのは、やっぱりその、ゴールデンウィークですよね。そこの大きな人の動きが、どのようになってくるかということだろうと思っております。
 まだ知事と、この全県的な自粛要請をお願いをしたのが、まだ1週間くらいですし、時短要請をお願いしてからまだ1週間経っていない状況なので、具体的な成果というか効果が出てくるというのはもう少し先になるのかなと思います。
 ただ一方で、今、全国的な状況をみても、この変異型であれば、広がるスピードというのがかなり早くなっているという状況がありますので、この新しい変異型が増える速度と、それから時短要請などの効果が出てくる部分と、というところが、どちらがどういう強さになるのか、というところがこれからもう少し先になると、その状況がみえてくるのかなと思います。

記者
 今現在9時までですが、1時間前倒しするということも可能性としてはある。

市長
 それは知事が総合的に判断されると思いますが、1時間を短くするということでどれくらい効果あるということが、他都市も含めて証明されているのであれば、そのような評価にもなるかもしれませんけれども。そこは総合的な判断になるのかなと思います。

記者
 ありがとうございました。
 各社様よろしくお願いします。

市長
 はい。

記者
 朝日新聞の神野と申します。オリンピックの聖火リレーについてです。いま九州にもようやく聖火リレーが来てますけれども、いま市長のご認識の中で、福岡市内では聖火リレーを行える状況にあるとお考えでしょうかどうかというのをお願いします。

市長
 いま、陽性者非常に増えてきています。基本的に聖火リレーをどうするかということについては、オリンピック組織委員会のほうと、それから県の本部のほうで話し合われているので。例えばどういうランナーが走るのかとか。
 コースについては私たちも存じ上げているわけですが、ただ、そういったことも状況がわからないので、判断はなかなか難しいところがあると思いますが。
 いずれにしてもまず当然コロナ禍での聖火リレーということですから、その感染対策やルートについては、これは人が集まらない、こういったものを想定されていると思います。ただ、当然、今、外出の自粛要請等が知事から出されている状況であります。そういう中で、実際に聖火ランナーが走る、5月の十何日とかですよね。
 そういうような時期に福岡の陽性者数がどうなっているか、というようなところもあるでしょうし、そうしたところを総合的に判断されるんだろうと思いますので、いま、今日現在の時点の状況というよりは、これからゴールデンウィークという大きな変化がある時を経て、どういう陽性者数になっているかとか、県内の状況によって判断されるのではないかと思います。
 はいどうぞ。

記者
 西日本新聞の塩入と申します。
 福岡でのですね、飲食店の営業終了後の、いわゆる路上飲みというんですか、公園とか路上で飲む人が増えているんですけれども、市長、この福岡市のこの状況をどのように認識されて、例えば警固公園を封鎖するとかですね、そういった対応を検討されているのかどうかお伺いしたいと思います。

市長
 はい、分かりました。
 自分自身が夜、出歩いているわけではないので、直接は見ていないですが、ただ報道等も含めてですね、そうした人が福岡にもいるという状況を聞いています。
 特に、これからゴールデンウィークになってくると、休みになってくるわけで、やることなかったら飲むしかないという人も多いと思うんですよね。そうするとやっぱり外で飲もうか、という人もいると思います。ですから、やはり巡回は強化をしていきたいと思います。
 警固公園で今お話があったんですが、これ警固公園は、例えば入口のゲートが1個あって、そこを閉めれば封鎖できるというようなところではなくて、ご承知のとおり、どこからでも、そもそも門とか塀があるものではないので、どこからでも人が入ってくることができるので、実際は巡回というような形になろうかと思いますし、またそこを例えば追い出したとしても当然、周辺にも集まれる場所はたくさんあるわけなので、こうしたことの呼びかけ・巡回ということはしっかり強化をしていこうと思います。

記者
 毎日新聞の土田です。
 いま、その関連で、ちょっと不勉強なんですが、現在巡回というものをしているんでしょうか。強化というふうなことを仰ってましたが。

市長
 そうです。しています。

記者
 すみません。読売新聞池園です。
 ここ数日の感染者数をみると、土日でも、人数が少なくなる月曜日でもですね、100人をこえて、福岡市内に関してですけど。現状ご認識等は、毎度のことで恐縮なんですけれども、市としては、どういう対策をやっていかないといけないと考えておられるのか、改めてお聞かせください。

市長
 分かりました。
 いろんな形で毎回何度も答えていますが、いずれにしても今のその増え方というのは、これは全国的な傾向とやはり同じで、今、陽性者の増加率というのは非常に高くなっているということを認識をしております。
 先ほども言いましたけれども、知事の全県的な外出の自粛要請とかですね、時短要請ということをしてからまだ1週間程度ですので、その効果があらわれてくるのはもう少し先だと思いますので、そういう意味では、数でいくともう少し増えてくるということは、想定はしております。
 その上でいろいろとお願いをしているわけですが、もちろんお願いをすると同時に、やはり大事なのは、市民の皆さんひとりひとりが自衛策を取るということ。自分の身は自分で守る、加えて自分が感染をしているかもしれないという意識でもって、人と接する機会をなるたけ少なくしていくと、いうことが肝要だろうと思っています。

記者
 中洲の飲食店対象になる天神サテライトの検査であるとか、いろいろとされていると思うんですけれども、クラスターとかでですね、結構教育機関であるとか、飲食店・オフィス、もう感染って、どこでというところが言えない状況だと思うんですけれども、福岡市の感染状況の特徴というかですね、最近の傾向としたらどういうふうな形だと思われますか。

市長
 もちろんこれは今お話いただいたとおりの認識で一緒です。
 いわゆる繁華街でももちろん増えてきていますし、例えば学校とか、そうしたところも含めてですね、あらゆる世代・あらゆる場所で、今陽性者というのは確認をされていますので、ですからそういった意味では、繰り返しになりますが、自分の身はしっかり自分で守っていく。
 そして自分がかかっているかもしれないという、その気持ちで周囲の人にも十分に配慮するということを、それぞれが、例えばどんな要請があるからしていい、してよくないということではなくて、自分でやっぱりいろんな状況を判断しながら考えて行動をしていただくということが、すごく大事になるんじゃないかなと思います。

記者
 よろしいでしょうか。
 すみません、ありがとうございました。

市長
 はい、ありがとうございました。

※発言・質疑内容について、できるだけ忠実に作成しております。