消費生活センターでは,悪質商法に限らず,暮らしに役立つさまざまなテーマのコラムを西日本新聞に掲載しています。
(原則,毎週月曜日の朝刊へ掲載)
【事例】「カード会社から高額の請求が届いた。明細を調べるとオンラインゲームの利用料で、小学生の息子が親のクレジットカードを無断で使用して、ゲームのアイテムを購入していた。取り消すことはできないだろうか」
オンラインゲームは、インターネットを介して複数の人が同時に参加できるコンピューターゲームの一形態です。利用料金は無料でも、ゲーム内で使うアイテムが有料の場合が多く、事例のように、親の知らないうちに子どもが有料アイテムを購入しているケースがあります。
未成年者が親などの法定代理人の同意を得ないで行った契約は、原則として取り消すことができます。しかし、ゲーム会社に取り消しを申し出ても、利用したのが本当に子どもなのか事実関係の証明が難しかったり、親の管理不足を問われたりして、取り消しに応じてもらえない恐れがあります。取り消しができるかどうかは、個々のケースによります。
子どもが使うスマートフォンやゲーム機などの電子メディアには、保護者が利用制限をかけるなど管理をし、子どもが勝手に利用制限を解除していないか定期的に確認しましょう。スマートフォンやゲーム機の使い方を子どもと話し合い、ルールを決めておくことも大切です。
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