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更新日: 2019年8月21日

暮らしのヒント

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お墓の引っ越しでトラブル(令和元年8月19日掲載)

事例

【事例】「遠方にある先祖代々の墓を自宅近くの寺へ移すことにした。檀家(だんか)になっている寺へ話すと、離檀料として100万円を請求された。高いと言っても取り合ってくれず、手続きに必要な書類に印鑑を押してくれない」


解説

 一般にお墓を買うと言いますが、実際には墓地を経営している霊園や寺院から永代使用権を得て使用しています。使用者は遺骨を別の墓地や納骨堂へ移す「改葬」をすることができますが、現在遺骨を預けている墓地などがある市町村長の許可が必要となり、勝手に移すことはできません。市町村長から「改葬許可証」の交付を受けるには、現在のお墓の管理者から納骨の事実を証明する書面を出してもらう必要があります。改葬の手続きの詳細は、現在お墓などがある市町村に問い合わせましょう。

 檀家が減少している寺院の中には、改葬を許さないところや、高額費用を請求する場合もあるようです。離檀料には法的な根拠はなく、慣習として払われているにすぎません。寺院に請求の根拠を確認した上で、納得がいくまで費用について寺院と話し合うことが必要です。また、お墓を解約して管理者に権利を返還しても、支払った永代使用料は戻らないことが一般的と言われています。




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