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更新日: 2019年1月17日

暮らしのヒント

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クリーニングでのトラブル(平成31年1月15日掲載)

事例

【事例】「スーツをクリーニングに出したところ、変色して戻ってきた。店に苦情を言うと、3年前に3万円で購入したスーツなのに、1万円しか補償しないと言われた」


解説

 クリーニング業界では、賠償額を算定する際の基本方式や支払義務の解除条件などについて「クリーニング事故賠償基準」を定めています。この賠償基準が適用されるのはSマークやLDマークの表示がある店ですが、トラブルに遭った際は、マークがない店でも、この基準を参考に話し合うといいでしょう。ただし、賠償期間は消費者が品物を受け取っ手から6ヶ月間、またはクリーニング店が受け取ってから1年間です。事例の場合、変色したスーツと同一品質の新品の市価に購入時からの経過月数に対応した補償割合を乗じて賠償額が決められます。
 クリーニングのトラブルは、原因が本当にクリーニングによるものか判断することが難しい場合があります。トラブルを避けるためにも出す際に、しみ、穴あき、ボタン落ちなどがないか、受け取る際にも異常がないか、店の人と一緒に確認することが大切です。また、返却時のビニール袋に入れたまま保存すると変色などの原因になります。袋から出して陰干し乾燥してから収納しましょう。


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