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更新日: 2017年7月28日

福岡市消費生活センター

ドライアイスによる手などの凍傷や酸欠に注意!

 ドライアイスによる凍傷や酸欠の事例が報告されています。当センターにおいてもアイスクリームを自動車で運搬中,保冷剤として使用されていたドライアイスにより酸欠になり,救急車で搬送された事例も報告されています。
 冷凍食品のこん包にドライアイスが入っていたり,スーパーなどでドライアイス製造機から消費者自身で粉末状のドライアイスを袋に詰めて持ち帰ったりすることがあり,夏場はさらに使用する機会が多くなります。事故に遭わないよう,安全上の注意点を守って,安全に取扱いましょう。



ドライアイスの特性と事故について

 ドライアイスは,二酸化炭素を固体にしたものであり,以下のような特性と事故の可能性があります。

  • (1)マイナス78.5℃の極低温の物質であり,接触による凍傷となる恐れがある。
  • (2)すぐに気体化して膨張し,体積が約750倍に膨張するため,密閉容器に保管した場合,破裂する恐れがある。
  • (3)気体化した二酸化炭素は空気より重いため低いところにたまる。換気不十分な場所では酸欠状態になる恐れがある。


1 接触による凍傷の事例

 ドライアイスはマイナス78.5℃と極低温であるため,素手で持つなどして皮膚に接触すると,急激に冷却され血行不全に陥り,更に接触が続くとその部分が凍ってしまうため,凍傷を引き起こします。軽度の場合,局所的に赤くなって痛みを感じますが,中度の場合は水泡ができ,重度の場合は損傷が皮下組織まで及び壊死に至る危険の高い状態となります。


【事例1】

 シャーベットの上に置いてあった袋の中にドライアイスが入っているとは知らず,素手で触ってしまい,手が痛くなった。注意喚起の表示があったが分かりにくかった。


【事例2】

 アイスクリーム店で持ち帰り用に購入したアイスクリームの上に置かれていたドライアイスに子どもが触れて,やけどのような症状になった。


【事例3】

 スーパーにあるドライアイス製造機から粉末状のドライアイスの入った袋を取り出すとき,右手内側がドライアイス吐出口に触れ,手首周辺がやけどのような症状になった。



2 密閉容器が破裂した事例

 ドライアイスは空気中ですぐに二酸化炭素の気体になり,その体積は元の固体の約750倍に膨張します。そのため,ペットボトルやビンなどの密閉容器にいれると,容器内の内圧が上昇し,容器が耐えられなくなって破裂する恐れがあります。


【事例1】

 スーパーでアイスクリームを購入し,保冷用のドライアイスをビニール袋に入れて持ち帰ったら破裂した。


【事例2】

 ドライアイスを使っての実験で,生徒がドライアイスをペットボトルに入れて蓋を閉めた。膨張したペットボトルがロケットのように爆発して,生徒の右目上部に直撃した。



3 換気が不十分なところでの酸欠の事例

 ドライアイスの原料は二酸化炭素であり,空気中では元の二酸化炭素に戻りますが,二酸化炭素は空気より重く,低い所にたまるという特性があります。そのため地下室や自動車などの喚起が不十分な所で使用したり,貯蔵したりすると,ドライアイスから気体化した二酸化炭素が低い所にたまり,酸欠に陥ったり,濃度の濃い二酸化炭素を吸って意識障害を引き起こしたり,最悪の場合は窒息する危険があります。

【事例1】

 アイスクリームを大量に購入し自動車で運搬していたところ,保冷剤として使用されていたドライアイスから発生した二酸化炭素により酸欠となり,救急車で病院に搬送された。


【事例2】

 機械の冷却用として使うドライアイスをワゴン車で運搬中,ドライアイスから発生した二酸化炭素によって酸欠となり,作業員が死亡した。



ドライアイスの安全上の注意点

(1)直接触らないでください

 冷凍食品が入った宅配用の保冷用の容器やビニール袋などに,不用意に手を入れず,まず中にドライアイスが入っていないか確認しましょう。ドライアイスがあれば,素手ではなく厚手の手袋を使用し取り扱ってください。
 子どもがドライアイスを素手で触ったり,口に入れたりしないよう,保護者の方は十分注意するとともに,子どもの手の届かないところにおいてください。


※万が一,凍傷の症状が生じた場合には,まずは患部を40~42℃の湯に浸し温めてください。患部はこすらず,水泡がある場合は潰さずにガーゼなどで保護して,医療機関を受診してください。


(2)密閉容器に絶対に入れないでください

 ドライアイスは空気中ですぐに気体化し,体積が約750倍に膨張する特性があり,容器の破裂等の事故を引き起こすおそれがあるため注意が必要です。


(3)換気が不十分な所では取扱い・貯蔵はしないでください

 ドライアイスは気体化すると,多量の二酸化炭素の気体になるため,十分な換気ができないと酸欠になったり,意識障害を引き起こしたりすることがあるため,地下室や自動車など十分に換気ができにくい所ではドライアイスの貯蔵・取扱いはしないように注意してください。



問合せ先

部署:市民局 生活安全部 消費生活センター
住所:福岡市中央区舞鶴2丁目5の1
電話番号:(相談専用電話)092-781-0999 (事務室)092-712-2929
FAX番号:092-712-2765
E-mail:shohiseikatsu.CAB@city.fukuoka.lg.jp
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