9月は「認知症月間」、9月21日は「認知症の日」です。市は、認知症になっても住み慣れた地域で安心して自分らしく暮らせるまちを目指し、認知症など介護を必要とする人とスムーズにコミュニケーションを取るためのケア技法「ユマニチュード」の普及に取り組んでいます。
●ユマニチュードの四つの基本技術
認知症になると、同じ行動を何度も繰り返したり、体に触れられることを嫌がったり、暴力的になったりすることがあります。介護する側とされる側がより良い関係を築くために、「あなたを大切に思っています」と相手が理解できる形で伝えるユマニチュードの四つの基本技術について解説します。
【見る】相手にできるだけ近づいて、正面から、同じ目線の高さで、しっかりと相手の瞳を見つめることが大切です。
【話す】穏やかな優しい声で、ゆっくりと前向きな言葉を使って話しましょう。
【触れる】指先ではなく手のひら全体を使って、下から支えるようにゆっくり触れると、安心感を与えることができます。
【立つ】1日合計20分立つことができれば、寝たきりを防ぎ、立つ力を保てます。歯磨きやトイレなど可能な限り立つ援助をしましょう。
●公民館でユマニチュード講座を開催
ユマニチュードについて学び、理解を深めてもらおうと、区内の公民館でユマニチュード講座を開催しています。
講座では認知症の家族を介護する家庭の動画を視聴し、認知症の症状や記憶の仕組みについて学びます。また、ユマニチュードの基本技術に関するワークショップを行います。
〈10月の開催日程・場所〉
【実施日 場所 開催時間】
・10月18日(土曜日) 原西公民館 午前10時から11時
・10月20日(月曜日) 大原公民館 午前10時から11時
・10月24日(金曜日) 田村公民館 午前11時から正午
・10月26日(日曜日) 入部公民館 午前10時30分から11時30分
11月以降のスケジュールや講座の申し込み方法は、市ホームページ(「福岡市 ユマニチュード講座」で検索)に掲載しています。
【問い合わせ】
市ユマニチュード講座一斉実施事務局
電話 092-600-2786
FAX 092-451-0550
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