11月は児童虐待防止推進月間 子どもへの虐待をなくすために

昨年度、全国の児童相談所が対応した児童虐待に関する相談件数は20万件を超え、過去最多となりました。市でも年々増加傾向にあります。児童虐待には、身体的・性的・放任・心理的虐待があり、中でも心理的虐待の相談は全国で約6割、市では約7割を占めています。
 
●DVと児童虐待
 
DV(ドメスティックバイオレンス)とは、配偶者や恋人などパートナーから振るわれる暴力のことです。
 DVが起きている家庭では、子どもにも同時に暴力が振るわれることがあります。また、DVの被害者は、加害者への恐怖心から、パートナーによる子どもへの暴力を制止することができない場合があります。
 子どもの前で起こる家族の暴力は、心理的虐待に当たります。子どもに大きなストレスがかかり、発達に深刻な影響を与えます。また、日常的に暴力を見て育った子どもは、困ったときに暴力で問題を解決しようとしたり、さらなる暴力を恐れて暴力を受け入れるようになったりします。自分は大切な存在だと思う「自尊感情」が持てなくなってしまうこともあります。
 DVや子どもへの虐待などについては、市の専門相談窓口にご相談ください。記事に関する問い合わせは、こども家庭課(電話 092-711-4238 FAX 092-733-5534)へ。

【市の専門相談窓口】
 
●子どもに関する相談=市こども総合相談センター「えがお館」
 
電話 092-833-3000(24時間)
 
●配偶者・パートナーからの暴力(DV)相談=市配偶者暴力相談支援センター
 
電話 092-711-7030(平日午前10時から午後5時。火曜日は8時まで)
 
※相談は全て無料です。いずれも年末年始(12月29日から1月3日)は休み。

「虐待かも」と思ったら

児童相談所虐待対応ダイヤル189(いちはやく)(通話料無料)
 福岡タワーに「189」のイルミネーションがともる様子
11月5日(土曜日)から7日(月曜日)の3日間、福岡タワー(早良区百道浜二丁目)に児童相談所虐待対応ダイヤル「189」のイルミネーションがともります。



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