地域の力で備えよう 当仁校区で防災訓練を実施



防災訓練イラスト

9月4日、当仁校区の住民など約140人が当仁小学校に集まり、地震や大雨などの災害に備えた訓練が行われました。

【避難所設営を通して課題を確認】
最初に取り組んだのが感染症に対応した避難所の設営です。災害が起こっても避難者をスムーズに受け入れられるように、校区の各種団体が避難所の設営や避難者の受け付け・誘導などを分担し、避難所開設までの手順を確認しました。その結果、発熱者への対応などの課題も明らかになりました。

講演会の写真
<熊本地震の被災者による講演会>


【住民主体の避難所運営を学ぶ】
避難所では、慣れない環境から体調を崩したり、ストレスを感じたりすることがあります。みんなが気持ちよく過ごせるようにするためには、避難者同士が助け合い、自発的に避難所の運営を行うことが求められます。
この日は、熊本地震の被災者で、熊本市の尾ノ上小学校で避難所運営に携わった高林秀明さん(熊本学園大学社会福祉学部長)の講演も行われました。高林さんは、「避難所には約1200人が身を寄せていたため、食事を配るのに2時間ほどかかっていました。そこで、教室ごとに代表者を決め、前日の夜に必要な食事の数を確認し、代表者が人数分の食事を取りに行きました。その結果、配り終えるまでの時間を30分に短縮することができました」と当時の状況を説明していました。
参加した女性は、「地域とのつながりが大切だと再認識できました」と話していました。

【問い合わせ】 
区総務課
電話 092-718-1056
FAX 092-714-2141

【「区長もかたろう」を開催】
防災訓練を終えて、地域の皆さんと区長が意見交換を行いました。
校区防災部会長の後藤一好さんは、「今回の訓練を活かして、関係機関と連携し、いざというときに備えたい」と話しました。藤田区長は「救助や避難所運営を円滑に行うためには、地域の皆さんの力が必要です。日頃から情報交換を行いましょう」と答えました。

区長との意見交換会の写真


 








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