●市債を発行する理由
道路・公園・学校など長期間使用される公共施設を整備する際に、その費用を今年度の予算だけで賄うと、現在の市民だけが費用を負担することになります。将来施設を使用する市民にも整備等の費用を公平に負担してもらうため、市債を発行しています。
●市債発行額
令和4年度の一般会計の市債発行額は698億円の見込みです。3年度当初予算と比較すると、臨時財政対策債(国が償還額を全額地方交付税措置するもの)の大幅減などに伴い、223億円減少しました。
●市債残高の縮減
令和4年度末の満期一括積立金を除く全会計ベースの市債残高は、前年度と比べ467億円減の1兆9396億円です。さらに臨時財政対策債の残高見込み額を除いた額は、ピーク時の平成16年度末から9922億円減少し、1兆5193億円になりました。市民1人当たりの市債残高は、約97万円と昭和60年度以来37年ぶりに100万円を下回ります。
将来の世代に過度な負担を残さないよう、市は今後も必要性や効果の高い事業を厳選し、市債残高の縮減に努めていきます。