介護をするとき、どんなことに気を付けていますか。相手の目を見て話しかけていますか。
下記記事のように、「見る」「話す」「触れる」「立つ」の動作を介護に取り入れることで、「あなたのことをとても大切に思っていますよ」という想いが相手に伝わります。
ユマニチュードの四つの柱
●見る
できるだけ正面から水平に、長く相手の瞳を見つめる
●話す
穏やかな声でゆっくりと、前向きな言葉で正面から話し掛ける
●触れる
優しく、ゆっくりと広い面積で触れる。腕をつかんだり、引っ張ったりしない。優しく下から支える
●立つ
ケアを行うときは、相手ができるだけ立つ時間を増やす
このような相手に寄り添ったケアの技法を『ユマニチュード』といいます。「ケアを拒否していた人が受け入れるようになった」などの効果も確認され、介護者の負担軽減につながっています。
市ユマニチュード地域リーダーで、家族を介護する下島康則さんは、「ユマニチュードを学び、忘れていた『思いやり、寄り添いの心』の大切さに気付きました。妻の目を見て穏やかな声で話しかけながら介護すると、妻が安心して応じてくれるようになりました。妻の思いを汲み取ることで絆が深まったように感じます」と話します。
市では、ユマニチュードを学べるDVDの貸し出しや講座の案内を行っています。皆さんも身近な人の介護に取り入れてみませんか。詳しくは市ホームページ(「福岡市 認知症 ユマニチュード」で検索)でご確認ください。
【問い合わせ】 西区地域保健福祉課
電話 092-895-7078 FAX 092-891-9894