気軽に参加できる
東区歴史ぷらり探訪
香椎

東区は、郷土の歴史を多くの市民に知ってもらうため、「東区歴史ガイドボランティア連絡会」(以下、さんぽ会)と協力して、区内の史跡等を巡る歴史散策を行っています。
 今年度から、歴史散策に初心者向けの講座を加え、気軽に参加できる「東区歴史ぷらり探訪」として、新たに開催しています。
歴史を学ぶ
 昨年12月、「香椎宮とその周辺の歴史散策」をテーマに講座が行われ、歴史を学んだ後、史跡や神社を巡りました。
 さんぽ会の桂 裕行さん(72)が、スライドや資料を使ったり、クイズを交えたりしながら、香椎宮や香椎校区の特徴などを説明しました。
 香椎宮は、神功(じんぐう)皇后が香椎の地で亡くなった夫の仲哀(ちゅうあい)天皇の神霊を祭ったことがはじまりで、神功皇后やその息子の応神(おうじん)天皇も祭られ、皇室とは大変ゆかりの深い神社です。
 現在も、天皇からの遣(つか)いである勅使(ちょくし)が香椎宮を訪れる「勅祭(ちょくさい)」が、10年に一度行われています。勅祭を行う神社は全国に16社しかなく、香椎宮はそのうちの一社です。このことから、香椎宮前を通る県道は、「勅使道(ちょくしどう)」といわれています。
 本殿は「香椎造」と呼ばれる日本で唯一の建築様式で、国の重要文化財に指定されています。
香椎宮の歴史などを聞く参加者の写真

史跡や神社を巡る
 講座後、社務所二階にあり、普段は公開されていない宝物殿(ほうもつでん)の秘蔵品約20点を特別に見学しました。
 宝物殿の見学後は、さんぽ会会員がガイドしながら、香椎宮本殿、不老水などの史跡や神社を巡りました。参加者は、「初めて香椎宮に来ました。知れば知るほど興味が沸いてきて、自分の住むまちについてもっと知りたくなりました」と話しました。
東区は今後も、さんぽ会と協力して、趣向を凝らした講座・散策を企画していきます。次回の開催日程など詳細が決まり次第、市政だよりなどで案内します。

不老水の説明を聞く参加者


【問い合わせ先】
東区生涯学習推進課
 電話 092-645-1144
 FAX 092-651-5097

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