雪が降るころから咲き始める「おざさ彼岸桜」を知っていますか

雪が降るころから咲き始める
「おざさ彼岸桜」を知っていますか
 小笹四丁目にある小笹北公園と小笹中央公園は、開園当時から多くの樹木が植えられ、桜の名所として地域の住民に愛されている憩いの場所です。

桜を2度楽しむことができる公園
小笹北公園の写真

 公園内に植えられている品種「エドヒガンザクラ」は、通常3月中旬ごろに咲きますが、両公園内には2月下旬から3月にかけて早咲きする珍しい桜もあります。雪が降るころと春の彼岸の時季の2度桜を楽しむことができます。

大切な桜を後世に残す

雪の中の桜の写真

 数年前、桜を毎年楽しみにしている地元の人たちから「木が弱っているのか、花が減っているようで心配だ」という相談が区に寄せられました。そこで、区の職員と地域の皆さんで接ぎ木を行い、新しい桜を育てることになりました。

 平成30年から令和元年にかけて、小笹四丁目自治会を中心に、新しい桜を育てるため接ぎ木を行い、小笹北公園内に植樹しました。植えられた木は順調に育ち、小さな花が咲くようになりました。
桜の写真

地域で見守る「おざさ彼岸桜」

 同自治会の関勝会長は「新しく接ぎ木した桜を『おざさ彼岸桜』と名付けました。桜を自分の子どもだと思って、これからも地域で見守っていきたい」と話してくれました。
 ※花見の際は、次の通り感染対策を行ってください。
 ▽飲食や大声での会話は控える▽少人数で昼の花を観賞する▽マスクを着けて他の人との距離を取り、密を避ける

地図


教えて!どんなところ?
第4回 福岡市植物園

インタビューされているイラスト

 市植物園は、平尾浄水場跡地を活用し、昭和55(1980)年に開園しました。隣接する市動物園と合わせて年間80万人を超える来園客が訪れています。園内にはフォトスポットになる場所も多く、婚礼の前撮り等にも広く活用されています。

【園内の見どころ】

かつての平尾浄水場の写真
1300株のバラが咲き誇るバラ園
 屋外と温室合わせて2630種18万9400本の植物が展示され、年間を通して色鮮やかな花々を存分に楽しめます。

屋外の展示

 屋外展示は、園内を16のエリアに分け、テーマに沿って植栽しています。中でも来園者を魅了してやまないバラ園は、四季咲きのバラを中心に280種1300株の品種を展示しています。
 また、芝生広場には世界的ガーデナー石原和幸氏が手掛ける「ガーデンラボ」があり、直接ガーデニングの秘訣(ひけつ)が学べる講座も開催しています。

温室の展示

 ブーゲンビレアなどが咲く回廊温室や、貴重なランや原種のランの展示など、熱帯・亜熱帯の植物を中心に八つの部屋に分かれています。

【新たなプロジェクトも始まっています】

 芝生広場横に、360度花と緑に囲まれた都市緑化啓発事業拠点施設「ボタニカルライフスクエア」を建設予定です。少人数から最大100人規模の大きなセミナーの開催等に利用でき、今年10月に完成予定です。
 【問い合わせ先】
 市植物園
 電話 092-522-3210
 FAX 092-522-3275

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