地域包括ケア第6回いきいき通信 認知症の人が安心して暮らせるまちへ

地域包括ケア
第6回
いきいき通信


認知症の人が安心して暮らせるまちへ
~周船寺校区の認知症捜索・声かけ訓練~

 周船寺校区では、昨年11月~12月に自治会・町内会の役員、民生委員など68人が参加して「認知症捜索・声かけ訓練」を行いました。同訓練は、「災害時要支援者避難訓練」と併せて毎年行われ、令和2年度からは町別に行っています。
 周船寺東町の訓練では、認知症の人の行方が分からなくなったときの警察への届け出のシミュレーションや、声掛け時のポイントを確認しました。また、参加者が扮(ふん)する認知症高齢者へ実際に声を掛けるなど、実践に即した訓練も行われました。
訓練の様子の写真

 参加者からは、「実際の声掛けの時にも勇気が出そう」「声掛けのポイントが理解できた」などの感想が寄せられました。同校区社会福祉協議会の池田会長は、「いざというときに各町内で動けるよう、今後も実践的な訓練を重ねていきます」と話しています。
声掛けのポイント

高齢者と女性のイラスト
<1>相手の視線に入ってから(後ろから声を掛けない)
<2>大声で話しかけない
<3>簡潔な言葉でゆっくりと
<4>やさしい笑顔で(厳しい困った表情は×)
 ※「気になる人への声かけのポイント(周船寺校区社会福祉協議会)」を基に作成
 区では、認知症についての知識や接するときの心構えを学べる講座を行っています。詳細は市ホームページ(「福岡市 認知症サポーター養成講座」で検索)で確認を。
 問い合わせ 西区地域保健福祉課
 電話 092-895-7077 FAX 092-891-9894

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