今日から始める火災予防
冬は火災に注意しましょう

市内で発生する建物火災の約7割が住宅火災で、火災による死者のほとんどが住宅火災によるものです。
住宅火災が起こりやすい原因を知り、対策を行いましょう。

家庭で注意すべきこと
冬は空気が乾燥するため、火災が起こりやすくなります。
身の回りの防火対策を行い、火災を発生させないよう注意しましょう。


昨年度の火災原因で最も多かったのは「たばこ」です。

▽ごみ箱に直接吸い殻を捨てない
▽灰皿に吸い殻をため過ぎない

―などに注意し、寝たばこは絶対にやめましょう。


2番目に多い原因は「放火」です。

▽家の周りに燃えやすい物を置かない
▽ごみは屋外に放置せず収集日に出す
▽物置等には鍵をかける

―などの対策を行いましょう。


3番目は「こんろ」です。

▽こんろの周辺に布巾や油などの燃えやすい物を置かない
▽調理をしている最中は火から目を離さない
▽こんろの奥の物を取るときは衣服に燃え移らないよう火を消す

―などに気を付けましょう。


ほかに、電気機器やストーブなども火災の原因になります。
変な臭いがするなど、経年劣化した電気機器は使わないようにしましょう。


ストーブを使用するときは、

▽ストーブの上で洗濯物を乾かさない
▽スプレー缶や燃えやすい物を近くに置かない

―などに注意が必要です。

また、灯油は涼しい場所で保管し、古いものを使用しないようにしましょう。


住宅用火災警報器の点検を
市は、就寝中の逃げ遅れなどを減らすため、平成21年に、全ての住宅に住宅用火災警報器の設置を義務付けました。

設置して年月が経過すると、電子部品の劣化や、電池切れが起こります。
正常に作動するか定期的に点検し、10年を目安に新しい機器に交換しましょう。
音声や警報音が鳴るかどうかボタンを押したり、ひもを引いたりして点検を。

防災を体験し学ぼう
百道浜にある市民防災センターは、火災や地震など、さまざまな災害の模擬体験を通して防災に関する知識や災害発生時の対処法を学べる施設です。
火災の映像を見ながら水消火器を使った模擬消化訓練ができます。
煙からの避難や消火などを体験できるほか、ゴーグルをかけて専用の椅子に座り、仮想現実の世界で火災・地震・風水害を体験できる「VR防災体験」もできます。
体験には予約が必要です。


また、市ホームページでは、同センターで行っている体験を動画で疑似体験できる「オンライン来館」も公開しています。
詳しくは福岡市ホームページ(「福岡市民防災センター」で検索)で確認してください。



【問い合わせ先】
火災予防や住宅用火災警報器については、早良消防署予防課
電話 092-821-0245
FAX 092-822-1561

市民防災センター
電話 092-847-5991
FAX 092-847-5970


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