地域の思いを大学が支援
壁の落書きを小学生の絵できれいに

折立町にあるアンダーパス(高架下道路)の歩道の壁には、心無い落書きがありました。
これをきれいにするために、地域と大学、子どもたちが協力し、落書きを消して小学生の絵を描こうと立ち上がりました。

高木校区自治協議会はこの取り組みを「未来ロード TAKAGI」と名付け、九州大学芸術工学部に協力を依頼しました。

高木小学校の児童から下絵を募集し、子どもリーダーと同大学が壁に描く絵を選定。
絵のデザイン化や配置、配色などは専門知識を生かして同大学が担当しました。
大学生と協力して絵を描く子どもたち
11月20・21日に小学生13人を含む地域住民30人が集まり、小学生が中心となって壁に新しい絵を描きました。
同大学も作業を手伝いました。
伸び伸びと描かれた海の生き物たち
参加した小学生は
「壁に色を塗るのは初めてで難しかったけれど完成した時はとてもうれしかったです」
「自分たちが描いた絵がこんなに大きくなってびっくりしました」
と笑顔で話しました。


同校区自治協議会会長の森川裕史さん(76)は
「九州大学の皆さんのおかげでスムーズに事業を進めることができました。今回の事業をきっかけに、子どもたちには自分たちの力でやりとげる達成感や、校区への愛着を感じてくれるとうれしいです。地域としても、パトロールの強化などを行い、子どもたちの絵を守っていきたいです」
と語りました。


【問い合わせ先】
区企画振興課
電話 092-559-5064
FAX 092-562-3824

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