これから年末年始に向けて飲酒の機会が増えてきます。
お酒を飲んだ後の運転は重大な犯罪です。
悲惨な事故を未然に防ぐために、今一度、飲酒運転について考えてみませんか。
博多警察署 交通第一課の村尾聡課長に聞きました。
10月に緊急事態宣言が解除され、飲酒に絡んだ通報が増え、飲酒運転の逮捕者も出ています。
経済活動が再開されたことは喜ばしいことですが、そんなときこそ一人一人が高い意識を持って行動しましょう。
お酒の適量を知る
お酒が体から完全に抜けるまでには思っている以上に時間がかかります。
飲酒運転で逮捕された人の多くが「寝たのでお酒が抜けていると思った」と言いますが、睡眠時は肝臓の機能が抑制され、アルコールの分解速度が遅くなります。
自身のアルコール分解に必要な時間を知り、翌日に運転する予定がある人は、飲酒の量や時間を考えましょう。
身近な人に声掛けを
飲酒運転事故は、運転者本人や同乗者に重い罰則が科せられるだけでなく、被害者とその家族、そして加害者の家族の人生を大きく狂わせます。
身近な人に飲酒運転をさせないためにも、日頃から「飲酒運転は絶対にダメ」「自分一人の問題ではないよ」といった声掛けが大切です。
おかしいと思ったら通報を
県条例では、県民の皆さんが飲酒運転を目撃した際の、110番通報が義務付けられています。
ふらついて走行するなど、少しでも様子がおかしいと思ったら迷わず110番してください。
県内では、今年に入って76件の飲酒運転事故が発生していて、その内の4件は死亡事故です(10月末時点)。
飲酒運転を撲滅するために、ぜひご協力をお願いします。
【問い合わせ】
博多警察署
電話 092-412-0110