戦前戦後の日本の電力界で活躍し、「電力王」と呼ばれた実業家・松永安左エ門(1875~1971)は、高名な茶人であり、美術収集家としても知られています。
没後50年を記念し、松永が収集した日本・東洋の美術コレクションの名品の中から、代表的作品約120件(重要文化財16件、重要美術品3件含む)を一堂に集めた展覧会を開催します。
福岡での鉄道事業から始まり、戦後の電力事業民営化などで日本の経済発展を支えた松永の、日々の生活の傍らには「茶の湯」がありました。
松永の実業家としての業績をたどりながら、「耳庵(じあん)」と号し茶人として情熱を注いだ美の世界を、さまざまなエピソードとともに紹介します。
【開催概要】
【日時】 10月9日(土曜日)~11月21日(日曜日)
【場所】 2階特別展示室
【料金】 一般1,300円、65歳以上1,200円、高大生800円、中学生以下無料
【開館時間】 午前9時半~午後5時半(10月の金・土曜日は8時まで) ※入館は閉館の30分前まで
【休館日】 月曜日
【関連イベント】
1階ミュージアムホールで、次の通り関連イベントを開催します(聴講無料)。
●記念講演会「電力王が鬼となるまで 松永安左エ門の功績」
【日時】 10月23日(土曜日)午後2時~3時半
【定員】 180人(先着)
「電力の鬼・松永安左エ門記念館」(長崎県壱岐市)前管理者の定村隆久さんが話します。
●つきなみ講座特別編「電力王は数寄者となった 松永安左エ門の茶」
【日時】 10月30日(土曜日)午後2時~3時半
【定員】 180人(先着)
市美術館主任学芸員・後藤恒主事が話します。
※両イベントとも午後1時から入場整理券を配布します。
■問い合わせ先/市美術館(中央区大濠公園)
電話 092-714-6051
FAX 092-714-6071