正しい理解と温かい見守りを
認知症になっても安心して暮らせる社会に

市は、認知症の人やその家族が、生き生きと暮らせるまち「認知症フレンドリーシティ」を目指し、さまざまな取り組みを行っています。


●認知症は身近な病気
認知症とは、記憶や判断能力など、脳の認知機能が何らかの原因で低下し、日常生活に支障を来している状態をいいます。

市内の認知症の高齢者は、2025年に約4万7千人になると予測されています。

認知症は、誰もがなり得る身近な病気です。

高齢者だけの問題ではなく、社会全体で認知症の人やその家族と関わり、見守り、支援する意識を持つことが、必要です。


●地域の応援者を増やす
「認知症サポーター養成講座」

認知症を正しく理解し、認知症の人と家族を温かく見守る応援者を増やすため、公民館や学校等で「認知症サポーター養成講座」を開いています。

7月21日と28日、福岡雙葉(ふたば)高等学校の1年生約150人を対象に、同講座を実施しました。

講師を務めた主任介護支援専門員の照屋広基(てるやひろき)さんは、2人1組で行う演習の中で、「認知症の人には優しい目で、ゆっくりと、笑顔で話そう」とアドバイスしました。

生徒たちは「認知症になっても、周りの人の理解や手助けがあれば、幸せに過ごせることが分かった」と感想を述べました。


●理解を深めて交流を行う
「認知症カフェ」

南当仁公民館では、認知症の人や家族、地域住民などが交流し、互いに理解を深める「認知症カフェ」を6年前から行っています。

7月27日は、「ボッチャ」を全員で楽しんだ後、認知症に関する体験や悩みを語り合いました。

カフェの代表・安室(やすむろ)紀美子さん(78)は、
「共感と傾聴を心掛け、来て良かったと思ってもらえるよう努めています」
と話していました。


【問い合わせ】
区地域保健福祉課
電話 092-718-1110
FAX 092-734-1690

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