中央区 ものしり手帳 第十二話
天神で出合えるアート作品


区内には、他にも自由に鑑賞できる作品があります。

○天神地下街「ステンドグラス」
天神地下街のインフォメーション広場のステンドグラスは、平成8年に地下街開業20周年を記念して設置されました。

天神地下街が市の商業の中心である天神に位置し、多くの市民に愛されていることから、ステンドグラスは市の花である「フヨウ」
「サザンカ」がモチーフとなっています。

2種類の花を交互に配置することで「ゆとり」を、茎の流れは「友情」を、花は「華麗さ」を表し、天神地下街コンセプトである「ゆとりと華麗と友情と」を具現化しています。


福岡地下街開発の豊島慶菜(けいな)さんは、
「花びら一枚一枚まで注目して見てください。本物の花の質感が表現されています」
とステンドグラスの魅力について語ってくれました。


○新天町倶楽部(くらぶ)「挑む」
昭和56年10月に、新天町商店街で「太陽の塔」の作者・岡本太郎氏を招いたトークショーが行われました。

岡本氏は縦0.9メートル幅1.8メートルのキャンバスに赤、青、黄色で鮮やかに「挑む」という文字を即興で描きました。

よほど気分の乗る催しだったらしく、会場に飾った作品の倍以上も大きい、横幅4メートルの作品が後日送られてきたそうです。

作品は現在、商店街の社員食堂に飾られており、一般の人も見ることができます。


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