~犯罪や非行のない地域社会を目指す~
「社会を明るくする運動」

7月は、「社会を明るくする運動」の強調月間です。

活動を支える、西保護区保護司会の矢野鉄也会長に話を聞きました。


―『社会を明るくする運動』とは何ですか

犯罪や非行の防止と、犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場で力を合わせて安全で安心な地域社会を築くための全国的な運動であり、今年で71回目を迎えます。

活動を紹介するホームページもあります。


―保護司の活動を教えてください

犯罪や非行をした人の更生を支え、面接を通じた助言や指導、社会復帰に向けた環境づくりを行うボランティアです。

犯罪を事前に防止するために、学校・地域での講演会の開催や防犯パトロールなどの活動も行っています。

現在、西保護区保護司会には64名が所属しています。
今後も地域の皆様と協力し、犯罪や非行防止のために活動を行っていきます。


―西区内の犯罪状況はどうなっていますか

人口は増加している一方、刑法犯の認知件数は減少傾向です。

しかし、SNSに起因する犯罪や、大麻等の薬物乱用の増加には心を痛めています。
また、オレオレ詐欺や給付金詐欺の受け子として、アルバイト感覚で罪を犯す人も増えています。

―私たちにできることはありますか

今年の運動テーマは、「#生きづらさを、生きていく。」です。

犯罪や非行の背景には、一人では抱えきれない生きづらさがあることは少なくありません。
新型コロナウイルスの蔓延に伴う自粛生活で、孤独や孤立を強いられ、生きづらさを感じた人も多いかと思います。

誰もが向き合う可能性がある生きづらさを包み込める「暖かい地域社会」を目指すことが必要です。

そして、我々が生活する地域社会は、犯罪や非行が生まれる場所であると同時に、更生を促す場所でもあります。

全国各地でイベントが開催されています。

これを機会に運動への理解を深め、更生を目指す人の立ち直り支援の輪に参加していただくよう、皆様のご協力をお願いします。


【問い合わせ先】
西保護区保護司会
電話 092-894-4688
FAX 092-894-4699




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