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大嶽(おおたけ)神社


大岳バス停近くの小高い山の上に、志賀海神社の摂社の一つ大嶽神社があります。
大嶽神社周辺地図
創建は不詳ですが、もともとこの神社は山頂の大岩の上に建てられ、風の神様である「志那津比古神(しなつひこのかみ)」と「志那津比売神(しなつひめのかみ)」、神功皇后の家来として活躍した「大浜宿祢(おおはまのすくね)」、元禄年間に京都伏見稲荷大社より合祀(ごうし)した「保食神(うけもちのかみ)」の四祭神を祭っています。


大正9(1920)年、本殿が改修されると、大嶽稲荷講社(信者による団体)が結成されるなど、福博の街から多くの人の尊崇を集める神社となりました。

さらに、昭和12(1937)年の西戸崎鉱業所設立後の石炭採掘事業の隆盛時には、守護神として地域の人々に厚く信仰されました。

改修後100年が経過し、老朽化や福岡県西方沖地震による損傷で祭典に支障を来すようになったため、昨年、本殿が建て替えられました。
現在の大嶽神社

うっそうとした木々に囲まれた参道の110段の石段には、毎年スポーツ選手がトレーニングに訪れ、福岡のアスリートの聖地といわれています。
木々に囲まれた参道の石段

「歩(さ)・歩(ん)・歩(ぽ)・会」
加藤 徳生(74)





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