新型コロナウイルスの影響で外出を控え、運動不足になっていませんか。
自粛生活中の健康づくりについて、区地域保健福祉課の健康運動指導士・森口さんに話を聞きました。
―自粛生活が続くと
体にどんな影響がありますか
加齢に伴う身体機能の低下によって、健康障害を起こしやすくなった状態を「フレイル(虚弱)」といいます。
家にいる時間が長く活動量が少なくなると、フレイルの危険性が高まります。
フレイルは身体的な衰えだけでなく、認知機能や心の健康にも影響を及ぼします。
体重が減少した、疲れやすくなった、など小さな兆候を見逃さないことが大切です。
―フレイルの予防方法を教えてください
▽テレビを見ながら足踏みをする
▽階段での昇降運動を繰り返す
―などの有酸素運動と、筋力トレーニングをバランスよく行うことが有効です。
フレイル予防は、始めるのが早ければ早いほど効果があります。
少しの時間でも毎日継続して、運動を習慣化させましょう。
自宅でできるストレッチや筋力トレーニングを紹介します=下記参照。
(1)ストレッチ
手を組んで腕をゆっくり上に5~10秒伸ばし、ゆっくり戻す
手を後ろで組み、肘を伸ばして肩甲骨を寄せ、胸を反らす
肘で円を描くように回し、肩甲骨を動かす(前・後ろ回し各3~5回)
(2)筋力トレーニング
(目安:3~10回・3セット)
つま先を上に向け、膝が曲がらないようにゆっくり足を伸ばして5秒保つ
つま先より前に膝が出ないよう意識して、ゆっくりと腰を下ろす
●動画でも配信中
市は、「祝いめでた体操」など六つの「よかトレ体操」のほか、「体を整えるヨガ」「健口(けんこう)いきいき体操」など、自宅でできる体操を動画で配信しています。
市ホームページ(「自宅で楽しく健康づくり」で検索)で視聴できます。
「おうち時間」に取り入れ、生き生きとした毎日を過ごしましょう。
【問い合わせ先】
区地域保健福祉課
電話 092-645-1088
FAX 092-631-2295