毎年5月12日~18日は民生委員・児童委員活動の強化週間です。
地域住民の身近な相談役である民生委員・児童委員の活動を紹介します。
民生委員・児童委員は、地域から推薦され、厚生労働大臣の委嘱を受けたボランティアのことです。
大正6年から活動する民生委員は、地域の人たちに寄り添い、暮らしを支えてきました。
現在も、地域福祉の相談役、地域の見守り役として活躍しています。
民生委員は児童委員を兼ねており、中央区では271人が在籍しています。
そのうち19人は、子どもや子育てなど児童福祉に関することを主に担当する、主任児童委員としても活動を行っています。
こんな活動をしています
●住民の見守り
高齢者や障がいのある人への声掛け、安否確認などを行います。
また、子育てや介護に関する心配や不安といった困り事について、相談に応じています。
●情報提供と関係機関へのつなぎ役
住民が必要予約とする医療や福祉サービス、子育て支援の情報をお知らせします。
内容に応じて行政機関や専門の関係機関などへつなぐ役割も果たします。
中央区民生委員・児童委員協議会の会長を務める、南当仁(とうじん)校区の黒瀬茂美さんに話を聞きました。
ー会長としてのやりがいや苦労は
民生委員・児童委員の活動は、大変さはありますが、他区や他校区との交流や連携などの関わりがあり、多くの人と顔見知りになることができます。
気軽に相談してもらえる関係が築けた時は、やりがいを感じます。
ーコロナ禍ではどのような活動を行っていますか
現在は、訪問など対面での支援は難しいですが、町にごみが散らかっていないか、郵便物がたまっている家はないかなど、できる範囲で見守りを行っています。
ー心掛けていることはどんなことですか
悩みを聞いたり相談を受けたりしたときに、指示をしないことです。
本人と家族の意思を尊重し、道しるべとなる助言を行うことを大切にしています。
解決の糸口を見いだすために、関係機関に相談することもあります。
ー今後の抱負を教えてください
人と人との触れ合いを通して、自分の生きがいを感じることができるので、これからも活動を続けていきたいと思います。
●安心してご相談ください
民生委員には守秘義務があり、相談内容が他の人に伝わることはありません。
個人情報やプライバシーに配慮した支援を行います。
本人からの相談はもちろん、周囲から相談を受けることもあります。
知り合いや近所の人が悩んでいる場合も、気軽にご相談ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在は訪問などを控え、電話などでの対応を中心に活動しています。
【問い合わせ先】
区地域保健福祉課
電話 092-718-1109
FAX 092-734-1690