県内最大の貯水量
五ケ山ダムが完成しました

 筑後川のような一級河川が市域内になく、地理的に水資源に恵まれていない福岡市は、過去2回、大渇水による水不足を経験しました。昭和53(1978)年5月から287日間、平成6(1994)年8月から295日間と、長期にわたる給水制限が行われ、市民生活等に甚大な影響を及ぼしました。
 五ケ山ダムの完成により、市の関連ダムで水道などに使える水の容量がこれまでの約1.7倍になりました。水の安定供給がより一層向上し、もし大渇水が起きても、市民生活等への影響を大幅に緩和できるようになります。

水のある暮らしを守るために
 市はこれまで、水源地域・流域の皆さんの協力によって、筑後川からの導水や、天候に左右されない海水淡水化施設の建設など工夫を凝らしたさまざまな取り組みを行い、市民の皆さんの高い節水意識にも支えられ水資源を確保してきました。五ケ山ダムの完成をもって、水資源開発の取り組みはいったん完了します。
 市は今後も、水資源の有効利用や適切な維持管理等に努め、水の安定供給を図っていきます。
 みんなで、限りある資源である「水」を大切に使っていきましょう。
県営五ケ山ダムは、福岡市関連の九つ目のダムとして、那珂川の上流(那珂川市と佐賀県吉野ケ里町)に完成
■問い合わせ先/水道局計画課
電話 092-483-3192
FAX 092-483-3252

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