動物園だより
<第8回>名物・コツメカワウソの荒技

コツメカワウソは、かわいらしい顔つきやしぐさで、動物園や水族館の人気者です。世界に13種類いるカワウソの仲間の中で一番小さく、名前の由来になった小さな爪が特徴です。
水かきがあり、泳ぎが得意です
 福岡市動物園では7頭を飼育しています。リラ(雌)とふく太(雄)のペアはとても相性が良く、これまでに11頭の子どもが育ちました。そのうちの5頭が現在もここで暮らしています。
 リラが始めた、ロープをくわえて回る遊び「ダイナミックトルネード」は、市動物園の名物です。今では7頭全てがこの荒技を習得し、頻繁に披露しています。
ダイナミックトルネード
 コツメカワウソは、その人気から乱獲され、野生下での生息数が減少し、現在商業目的での取引は原則として禁止されています。市動物園では、コツメカワウソの生態や保全活動について知ってもらおうと、カワウソ舎にパネルを展示しています。
Fukuoka Zoo 福岡市動物園
【場所】 中央区南公園 電話 092-531-1968(総合案内所) FAX 092-531-1996 【開館時間】 午前9時~午後5時 ※入園は閉園の30分前まで 【料金】 大人600円、高校生300円、中学生以下と市内に住む65歳以上は無料 【休館日】 月曜日(祝休日の場合は翌平日)
※2021年3月29日は開園

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