レスキューポイント標識とは
レスキューポイント標識に記載されているコードをスマートフォンで読み取ると、現在地が分かる地図が表示されます。
標識の位置情報は、福岡市消防航空隊、早良消防署と共有しているので、登山中の急病や負傷したときなどに標識に記載されたナンバーを伝えることで、現在地を知らせることができます。
また、夜間でも光を当てれば標識が分かるように、反射シート加工が施されています。
設置のきっかけ
脊振山系でも遭難が発生していることから、平成24年から登山道整備の活動を続けている「脊振の自然を愛する会」が、安全安心な登山のためにレスキューポイント標識の設置を計画しました。
令和元年9月から設置に向けての準備を開始。
NTTドコモ九州支社が計画のサポートを行い、ドコモCS九州は同会と共に山に上り、登山ルート上の携帯電話の電波受信調査を実施しました。
レスキューポイント標識の設置には「脊振の自然を愛する会」が立てていた既存の道標の支柱を活用。
昨年9月~10月に4日間という短期間で、脊振山から三瀬峠の登山ルート上の24カ所へ設置が完了しました。
早良区長から感謝状を贈呈
早良区は、脊振山系にレスキューポイント標識を設置した「脊振の自然を愛する会」と同会に協力したNTTドコモ九州支社とドコモCS九州に感謝状を贈呈しました。
同会の代表池田友行さん(76)は
「この活動をきっかけに他の山でも標識整備が進んでほしいです。会では、登山道整備のほか、自然保護活動にも取り組んでいます。これからも安全に脊振の自然を楽しんでもらえるよう活動を続けていきたいです」
と話しました。
【問い合わせ先】
早良区企画課
電話 092-833-4306
FAX 092-846-2864