現在位置:福岡市ホームの中の早良区の中のくらしの情報の中の子ども・子育てから飯原校区 子ども会育成連合会「ワンデイキャンプ(防災)」~コロナ禍での育成活動~
更新日: 2021年5月12日

飯原校区
主催:飯原校区子ども会育成連合会
子ども会育成連合会「ワンデイキャンプ」
協力:飯原校区青少年育成連合会/自治協議会/飯原公民館

1.実施日時・場所

日時:令和2年829日土曜日18時~21時半
場所:公民館

2.参加人数

約40人・子ども17人(6年生)
    ・大人約20人(子育連、自治協役員、青育連、公民館主事)

3.活動の目的(主催者 飯原校区子ども会育成連合会 山下会長)

  子ども会の「サマーキャンプ」は、毎年開催されている飯原校区人気の育成事業です。校区で31年間続いていた野外研修を、飯倉中央小おやじの会からキャンプのノウハウを教わり、平成25年に「サマーキャンプ」へ衣替えして8年目です。子どもだけでなく大人も楽しめるキャンプになるよう、スタッフの役割分担や運営方法を工夫したり、全学年参加にしたり、小学校体育館改修工事中の数年間は高学年のみのリーダーキャンプにしたりと、毎年ニーズや実情に合わせて柔軟に見直してきました。
  コロナ禍の今年は、不動の人気プログラム「カレーコンテスト」も行えない中、3密を避けて6年生に対象をしぼり、宿泊しない「ワンデイキャンプ」を実施。災害時の避難所となる公民館を利用して学ぶことで、子ども達の防災意識が高まってくれることを願っています。 

4.活動の様子

・入口で名簿確認と手指の消毒

入館前に民館入口受付で、申込確認と検温
 

・入館後男女別に体調確認

入館後、男子女子別に検温と体調確認をしました
 

・スタッフの配置や動線が視覚化された資料

参加者とスタッフの配置、役割、動線を一枚の図で表したもの。

・今年は6年生だけで、靴箱も3個だけ

例年町別の下靴入れ要段ボール箱がずらりと並びますが、今年は3個だけ,
 

・距離を取り同方向を向いた座学

通風を確保した講堂一杯に17人の6年生が、距離を取り前を向いて着座
 

・自治協・青育連・公民館からの協力スタッフ

青育連メンバーは防災士として、公民館主事も公民館の役割について講話されます

6年生が生まれる前、2005年に起きた福岡県西方沖地震から災害と避難の様子を知り、身近な地域の防災について学びました。

・西方沖地震の映像から学ぶ

西方沖地震を伝える報道映像で、身近な被害を学びました
 

・防災士スタッフの講話

防災士の資格を持つ育成者からの講話を聞いています
 

・飯原校区恒例「確かめクイズ」

飯原子育連恒例「確かめクイズ」で、学びを定着
 

・最後は、集合写真撮影や優秀者表彰も

最後の優秀者表彰や集合写真では、育成保護者の撮影熱が最高潮
 

「クイズ」採点中、鯉のぼり写生会などで親しんだ川辺での花火タイム。毎月清掃される「油山川を守る会」の皆さんに感謝。

・同級生と夜の川辺で過ごす夏の思い出

コロナ禍の夏休みの夜、距離を取って静かに楽しっ見ました。
 

・各自手持ち花火で「今年初めてかも!」

グループごとに、手持ち花火を楽しみました。
 

・吹き上げる花火を班ごとに囲んで 

置いて楽しむ花火に歓声を上げ、写真を撮る子ども達
 

避難所設営体験で子ども達は、段ボールベッドや担架作りをしたり、公民館の防災倉庫についても学びました。

・段ボールベッドに座って

子ども達が作った段ボールベッドに、自治協木村会長も一緒に座ってみました。
 

・作った担架で運んでもらう6年生

作った担架で大人に運んでもらう6年生、嬉しそうです
 

・菊池主事から公民館防災倉庫備蓄の物品や使い方を学ぶ

公民館の備蓄レトルト食料品や水などを実際に見せてもらいました 公民館の防災倉庫を、菊池主事が開けて見せてくださいました

5.区役所(こども育成調査アドバイザー)より

 3時間とは思えない内容充実の「ワンデイキャンプ」でした。西方沖地震被害状況から子ども達に身近な早良区の映像を導入に、自分達のこととして子ども達が楽しく学ぶ工夫がありました。例年のお泊りや全学年対象のキャンプができない状況下で柔軟に事業を見直し、6年生対象の少人数に絞って、地域に必要な防災意識の育成体験活動を実施されました。
 この日も「アイ・ラブ・いいはら」の旗を掲げて、育成会、公民館、地域の協力で、座学だけでなくクイズや体験や花火などお楽しみを盛込み、小学生最後の夏の楽しいデイキャンプが実現しました。
 主事が公民館の防災上の役割を説明し、自治協議会会長がスタッフを労い活動を笑顔で見守るなど、6年生と育成スタッフを校区の人材として大切に育成していこうとする校区の姿勢が見て取れました。
 また、育成スタッフ(保護者)の撮影熱に、コロナ禍の今年、6年生には貴重な体験活動だったことが感じられました。