日時:令和2年8月29日土曜日18時~21時半
場所:公民館
約40人・子ども17人(6年生)
・大人約20人(子育連、自治協役員、青育連、公民館主事)
子ども会の「サマーキャンプ」は、毎年開催されている飯原校区人気の育成事業です。校区で31年間続いていた野外研修を、飯倉中央小おやじの会からキャンプのノウハウを教わり、平成25年に「サマーキャンプ」へ衣替えして8年目です。子どもだけでなく大人も楽しめるキャンプになるよう、スタッフの役割分担や運営方法を工夫したり、全学年参加にしたり、小学校体育館改修工事中の数年間は高学年のみのリーダーキャンプにしたりと、毎年ニーズや実情に合わせて柔軟に見直してきました。
コロナ禍の今年は、不動の人気プログラム「カレーコンテスト」も行えない中、3密を避けて6年生に対象をしぼり、宿泊しない「ワンデイキャンプ」を実施。災害時の避難所となる公民館を利用して学ぶことで、子ども達の防災意識が高まってくれることを願っています。
・入口で名簿確認と手指の消毒
・入館後男女別に体調確認
・スタッフの配置や動線が視覚化された資料
・今年は6年生だけで、靴箱も3個だけ
・距離を取り同方向を向いた座学
・自治協・青育連・公民館からの協力スタッフ
6年生が生まれる前、2005年に起きた福岡県西方沖地震から災害と避難の様子を知り、身近な地域の防災について学びました。
・西方沖地震の映像から学ぶ
・防災士スタッフの講話
・飯原校区恒例「確かめクイズ」
・最後は、集合写真撮影や優秀者表彰も
「クイズ」採点中、鯉のぼり写生会などで親しんだ川辺での花火タイム。毎月清掃される「油山川を守る会」の皆さんに感謝。
・同級生と夜の川辺で過ごす夏の思い出
・各自手持ち花火で「今年初めてかも!」
・吹き上げる花火を班ごとに囲んで
避難所設営体験で子ども達は、段ボールベッドや担架作りをしたり、公民館の防災倉庫についても学びました。
・段ボールベッドに座って
・作った担架で運んでもらう6年生
・菊池主事から公民館防災倉庫備蓄の物品や使い方を学ぶ
3時間とは思えない内容充実の「ワンデイキャンプ」でした。西方沖地震被害状況から子ども達に身近な早良区の映像を導入に、自分達のこととして子ども達が楽しく学ぶ工夫がありました。例年のお泊りや全学年対象のキャンプができない状況下で柔軟に事業を見直し、6年生対象の少人数に絞って、地域に必要な防災意識の育成体験活動を実施されました。
この日も「アイ・ラブ・いいはら」の旗を掲げて、育成会、公民館、地域の協力で、座学だけでなくクイズや体験や花火などお楽しみを盛込み、小学生最後の夏の楽しいデイキャンプが実現しました。
主事が公民館の防災上の役割を説明し、自治協議会会長がスタッフを労い活動を笑顔で見守るなど、6年生と育成スタッフを校区の人材として大切に育成していこうとする校区の姿勢が見て取れました。
また、育成スタッフ(保護者)の撮影熱に、コロナ禍の今年、6年生には貴重な体験活動だったことが感じられました。