十六羅漢
福岡市早良区石釜
石釜の東、坊主谷の林道を登っていくと、高さ5、6メートルの巨岩がびょうぶを立てたかのようにそそり立っています。
足元にはサワガニが遊ぶ澄んだ小川。深い緑に包まれ、こけむした巨岩に目をこらすと、あちこちに刻まれた仏像と「南無十六大阿羅漢」の8文字が。16体の像のうち、よくわかるのは 10体ばかりの羅漢。作者、年代は不詳ですが、遠い昔の修行僧の姿がしのばれます。
寛政の頃、野焼きの火が延焼し村人が初めてこれを発見。それ以来、石釜の人々によって祭られるようになりました。
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