西区役所では、令和5年度の「運営方針」を定めました。「運営方針」では、第9次福岡市基本計画の「西区のまちづくりの目標」の実現に向けて、具体的に取り組む主な項目を明記しています。
自然と大学の知を生かし、安全で安心して、生き生きと暮らせるまち・西区
~「自然・市民・大学」の3つの宝を磨きあげる~
西区のまちづくりの目標を実現するために、下記のとおり4つの取組みの方向性を定めています。区役所においては、これらの取組みの方向性に沿って、区の特色や課題を踏まえた魅力あるまちづくりに取り組みます。
「子どもから高齢者までが、安全で安心して暮らせるまち」をめざします。
◆助け合い・支え合いの仕組みづくり
「医療」「介護」「保健」「生活支援」などが一体的に提供され、高齢になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる仕組みづくりを進めます。
・「認知症」「見守り」「防災」など、校区それぞれのテーマで「 わがまちサミット」などの高齢者地域支援会議を開催しま
す。
・西区独自の「見守りポイントシート」を活用した、虚弱高齢者や認知症の人の早期発見・早期支援を実施します。
・もしものときのために自身が望む医療やケアについて事前に考え、家族等とも共有する取組み
「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」の普及啓発を進めます。
・身近な地域で気軽に介護予防に取り組める場「よかトレ実践ステーション」の創出・継続支援を推進します。
◆子育て支援の充実
様々な家庭環境の中から見えてくるニーズへの対応や、身近に支援者がいない子育て家庭等の育児不安解消に向けた取組みを
強化します。
・子育てネットワークを活かしたサロンサポーター交流会を実施します。
・発達が気になる子とその保護者のための子育てサロン「のびのび」を開催します。
・父親の育児参加促進のための父親向け講座「西区パパニティ」を開催します。
◆児童虐待防止
保育園や幼稚園、学校、病院などの機関と連携し、子育て家庭への支援や地域における見守りを充実します。
見守りポイントシート
「西区パパニティ」広報動画
◆災害への備えの充実
災害時に地域住民による自主防災活動が円滑に行えるよう、防災訓練や研修会の実施を支援します。
災害時に手助けが必要な人の個別避難計画作成を、単位自治会ごとに支援します。
離島の災害発生時の様々な事態を想定して、各種状況に応じた避難所開設の仕方や、備蓄、訓練の検討を行います。
◆有害鳥獣対策
能古島において、イノシシが繁殖・出没しにくい環境にするために、地域や関係団体と協議を進め、捕獲・侵入防止対策に加え、生息環境管理について、作業計画の作成や地域住民への広報・啓発などの対策の支援を行います。
◆道路や橋、公園などの安全性の確保
市民の皆さんからのLINE等による通報や定期的なパトロールにより、適切な維持管理を行います。
姪浜駅前広場の車両混雑解消に向け、再整備計画の検討を進めます。
防災訓練
◆市街化調整区域におけるまちづくり活動支援
市街化調整区域における定住化の促進や魅力発信など、人口減少や高齢化などの課題に対する地域の取組みを支援します。
地域の公共交通機関の利用促進に取り組みます。
◆離島におけるまちづくり活動支援
新たな離島振興計画に基づき、島の課題解決や活性化に向けた支援を行います。
「地域おこし協力隊」を導入し、島の魅力発信や特産品の販路拡大など、地域活動の支援に取り組みます。
◆地域と連携した環境活動の推進
ごみ減量・リサイクルの推進など、脱炭素社会の実現やSDGsの課題解決に向けて、地域や大学と連携して環境フェスタなどの啓発事業を実施します。また、環境活動団体へ必要な支援を行います。
◆一人一花運動の推進
「パートナー花壇制度」を広報するとともに、制度に登録いただいた花壇の四季折々の様子など、花を育てる様々な活動をSNSで紹介します。
西区に訪れる方へのおもてなしのため、夏に開催される世界マスターズ水泳選手権の会場となる総合西市民プール周辺や、区庁舎を花で彩ります。
玄界島
小呂島
シャーニーとシーライ
◆市民サービスの向上
人口増加中の西部地域を管轄する西部出張所で、プライバシーに配慮し、ぬくもりが感じられる相談環境を整えるため、窓口カウンターに地域産材を利用した木質パーテーションを設置します。
ロビーに案内員を配置し、丁寧な案内と待ち時間の短縮や混雑緩和を図ります。
◆リモート窓口の設置
区役所から遠い地域の公民館や出張所に、ビデオ通話が可能な機器を設置し、遠隔でやりとりができる窓口を設置します。
西部出張所