現在位置:福岡市ホームの中の南区の中の魅力・イベントの中の校区の魅力から【野多目校区】野多目小学校観察池の浄化装置が完成
更新日: 2011年2月9日

【野多目校区】
野多目小学校観察池の浄化装置が完成 
~プラスチック容器を活用~


野多目小学校では、『環境』についての教育に力を入れており、自然の大切さを児童たちに教えています。
 
今回、環境教育の一環で、校庭に設置されている観察池の水の浄化活動に取り組みました。昨年12月20日(月曜日)に外部講師(乳酸菌飲料メーカーの研究員)を招き、5年生を対象とした特別授業が行われました。

観察池の水を浄化するために、A社製の乳酸菌飲料容器(65ml)の底を抜いたものを「ろ材」として使用しました。 

【A社製「ろ材」の特徴】


  1. 容器の形状が適度に複雑で、汚水の流れをさまざまに変化させることができる。
  2. その結果、水中に溶け込む酸素濃度に差が生じ、多種類の微生物が住み着きやすい。
  3. 容器が水中で劣化することがないため、半永久的に使用が可能。
  4. 容器の表面に微細な凹凸があり、微生物が付着しやすい。


浄化のしくみ図

浄化の仕組み(乳酸菌飲料メーカーA社提供)


乳酸菌飲料の容器

水の浄化に役立つ微生物が住み着きやすいプラスチック容器(65ml)



特別授業は、パソコンに入力されている資料をプロジェクターに投影して行われ、水の浄化の仕組みについて解説がありました。質疑応答では、児童から多くの質問があり、環境問題への関心の高さがうかがえました。



<児童からの主な質問>
児童からの質問 講師の回答
1つの「ろ材」にどのくらいの数の微生物が
発生するのか?
数億の微生物が住み着き浄化する。
どんな容器でも水をきれいにできるのか?ペットボトルでも実験したが、微生物が剥がれ
落ちてしまい、浄化効果は低かった。
川に飲み終わった容器を投げ込んだら、
川はきれいになるか?
1つや2つ投げ込んでも浄化はできない。
きちんとした設備が必要。
観察池がきれいになるのはいつごろか?微生物は夏に活発に住み着くので、ぜひ
こまめに観察してほしい。


講師に質問する5年生の児童たち

活発に手を挙げ、講師に質問する5年生



汚れた水を抜いた観察池

汚れた水を抜いた直後の観察池



浄化装置を設置するために、まず観察池の汚れた水を抜いて掃除をしました。それから、約9,000個の「ろ材」を1,000個単位でネットに入れ、みんなで観察池の「ばっ気槽」に入れました。
※ばっ気・・・水中に空気を送り込むこと。酸素を必要とする微生物の働きを高めます。

清掃後の観察池の画像


清掃後の観察池


観察池の前で講師の話を聴く児童たち

観察池前で講師の説明を受けました



「ろ材」をばっ気槽に固定させる架台の画像

「ろ材」をばっ気槽に固定させる架台



1000個単位でネットに入れられた「ろ材」の容器の画像

1,000個単位でネットに入れられた「ろ材」の容器

ばっ気槽に沈められた「ろ材」9000個の画像

ばっ気槽に沈められた「ろ材」9,000個


空気を送り込んで、ばっ気槽の水を循環させている様子

空気を送り込んで、ばっ気槽の水を循環させます


浄化装置が完成した観察池を見学する5年生の児童たち

完成した観察池を見学する5年生の児童


澄んだ水の観察池の画像

浄化装置が完成し、澄んだ水の観察池



~編集後記~
夏になって、観察池の澄んだ水が見られるのは楽しみですね。浄化されたきれいな水の中で、スイスイ泳ぐコイやフナたちもきっと喜ぶことでしょう。

観察池を通して、水の浄水を学習した児童たちは、水質汚染などの環境問題に対して、さらに理解が深まったことと思われます。

ご協力いただいた乳酸菌飲料メーカーA社の皆さん、ありがとうございました。



このページに掲載している記事は「みなみ情報発信隊」隊員が取材し、作成したものです。