「新興住宅地の子どもにふるさとの思い出づくりを」と始まった長住まつり、34年目の今年も長住大通りにたくさんの笑顔があふれました。ファインダー越しにも祭りに参加した皆さんの熱い思いが伝わってきました。
長住校区のみならず近隣の子ども会からの参加も合わせて21基、どれも工夫を凝らして創り上げています。各町内を練り歩いて祭り会場に集合です。
九州新幹線つばめ
思い思いのイラスト
エコカー プリウス
長住三丁目交差点~中央公園本舞台間800mを双方向からスタートして往復します。
「わっしょい」「わっしょい」という元気な声に、沿道の商店街からも勢い水がかけられます。
猛暑のこの日、ずぶぬれになった法被姿の子どもも大人も満面の笑顔でした。
幼い頃の楽しかった祭りの思い出を子どもたちにも経験させたいと、毎年店先にヨーヨーつりを出している自転車屋さん。
電動の空気入れで水風船があっという間にできます。1回100円なので小学生に大人気!
「私たちも楽しんで参加しよう!」と多くの地域団体が「絆と輪」を生かして出店しました。
今年で参加が5回目になる、3つの団体を紹介します。『老人クラブ寿一会』はサービス満点のカキ氷とお休み処を出店。また『福岡みなみ幼稚園OB会』は5年前の幼稚園閉園をきっかけに集まったOB(先生と保護者)が、タクシー会社の協力を得て幼児が楽しめるコーナーを開いていました。そして、『スペシャルオリンピックス福岡』のバザーです。「毎年待っていてくださる人がいて、ご支援に感謝しています。明るいうちにほぼ完売できました。ありがとうございました」と代表が語っていました。
寿一会のカキ氷
みなみ幼稚園OB会
スペシャルオリンピックス福岡
異次元空間に迷い込んだようなジャンボ鯉のぼりのおなかの中、長年友好関係にある童話の里・大分県玖珠町の『鯉のぼり通り抜け』です。大通りに横たわった鯉のぼりを大きな送風機で膨らませています。玖珠町からも遠路大勢の方が来て、設営や物産の販売に携わってくださいました。
ジャンボ鯉のぼり準備中
神秘!おなかの中
にぎわう玖珠の物産直売
長住中央公園の本舞台では、キラキラした瞳で出番を待っていたキッズサークルのダンスなどが披露されました。
また、『南消防団』の方々の勇壮な纏・太鼓は祭りをキリッと盛り上げていました。
本舞台前の人々
南消防団の木遣(きや)り・纏(まとい)
踊りも礼儀も一流の絵里ダンス
サニー前交差点路上も第2ステージになります。
ながずみ幼稚園児は手作り衣装でお遊戯
スタッフがロープで場所確保
観衆の前でのびのび元気に!
演目の合間に本舞台前では、飛び入り歓迎で『ラムネ早飲み大会』が行われ、司会担当の若者が爽やかに盛り上げていました。
長住3丁目交差点のスタート地点では、パレードの合間に『フラフープ大会』が行われました。こちらは愉快なトリオの盛り上げ隊がタスキをかけて・・・。祭りが好きなスタッフたち!
誰が1番?ラムネの早飲み
フラフープ大会、ぐるぐる回して頑張って!
祭りのとりは踊りの輪、『長住よさこい隊』が長住3丁目交差点から本舞台前まで踊り上って来ます。日も暮れて歩行者天国は人の波、カチカチと鳴子が響きます。そして「長住音頭」の総踊りで幕が閉められました。
しゃんしゃんしゃ~んと踊りの輪
よさこい隊には長住小の児童も先生も
みんな一緒に~ソイヤ!
取材中、ほのぼのとした光景に会いました。デイサービスセンター前にずらりと椅子に座ったお年寄りたち、足元には水の入った洗面器やバケツが・・町内練り歩きの子どもみこしを待っていたのです。ニコニコと手をたたく人、勢い水をかける人・・・。きっと昔を思い出されたことでしょう。
地域の祭を盛り上げようと頑張ったスタッフ150余名、楽しんで参加した大勢の人々、みんなでつくりあげた『長住まつり』なのです。
翌朝午前7時、細かいゴミを拾うスタッフ
写真提供:長住まつり実行委員会広報部
長住まつりホームページもご覧ください。 http://nagazumimaturi.web.fc2.com/