6月29日に、長丘子ども会育成連合会(平野瑞代会長)主催のドッジボール大会が行われました。
長丘校区のドッジボール大会は、1部は4~6年生、2部は1~3年生を対象とする2部制で開催されるのが特徴で、平成13年度から始まりました。柔らかいボールを使って、低学年から怖がらずに楽しく参加し、ルールやマナーの勉強とドッジボールのレベルアップを目的に実施しています。
2部の審判員は高学年の子どもたちが担当し、今年は17人の子どもが審判員を務めました。
長丘小の子ども審判。17人の精鋭部隊
「子ども審判たちには、自分のジャッジに自信と責任を持ってもらいます。そのために地域の大人の公認審判員に、しっかり指導してもらいます」と平野会長は話します。
約1か月におよぶ審判実技講習会に臨む、17人の挑戦が始まりました。
ルールの講習を受ける子ども審判
基本動作の講習を受ける子ども審判
「子どもの審判だからと言って、適当なジャッジでは試合になりません。低学年の選手たちや応援団の熱い気持ちに応えなければなりません。一緒にがんばりましょう」と話す黒木審判長の指導にも熱が入ります。
コートでの基本動作講習を受ける子ども審判
練習試合で実技講習を受ける子ども審判
低学年の並ぶ位置を確認する子ども審判
わからないことはその場で確認します
暑い中行われた、約1か月の特訓を終えていよいよ本番。たくさんのギャラリーの中、長丘2部ドッジボール大会が始まります。
「最初は緊張で震えていたけれど、がんばって練習をしたので自信を持ってコールできました」Bコート予選の主審を務めた高橋さん(6年生)のホイッスルが力強く響き渡ります。
2部ドッジボール大会 予選
「たくさんのお客さんの中で審判ができたので、強い気持ちを持てるようになった。審判同士が助け合い、一層仲良くなれた。」Aコート予選の主審を務めた清原さん(6年生)のジャッジはとても正確です。
コート内の安全確認をする子ども審判
低学年の選手もかなり上手です。スピードが速すぎて見えにくい球も真剣に追いかけます。
「失敗した時は恥ずかしかったけれど、自信を持って声を出したら低学年の選手がよく指示に従って動いてくれた。来年は後輩たちががんばって欲しい」決勝戦の主審を務めた吉永さん(6年生)の目は、一瞬の出来事をジャッジする真剣な目に進化していました。
梅雨時の蒸し暑い体育館の中、滝のように流れる汗を拭いながら自らの意志で集まった17人の子ども審判たちに、「ほぼ毎日、まじめに練習に取り組んだことできちんと審判ができました。一人の脱落者もなく、とても素晴らしかったです」と、磯岡審判員は褒めていました。
長丘校区のスポーツ推進員の森さんは「長丘独自の取り組みの子ども審判は、子ども会の呼びかけで積極的に集まるチャレンジ精神あふれる子どもたちです。この1か月で、この子たちの成長が実感できます。自信のある声や責任感あふれる姿勢、堂々とした立ち姿には惚れ惚れします。これからも、何事にもチャレンジしてほしいです」と子どもたちをたたえました。
後輩たちに伝えたい来年に向けて反省会です
すべてが終わったら力が抜けました・・・
このページに掲載している記事は「みなみ情報発信隊」隊員が取材し、作成したものです。