中国・長沙窯系褐釉陶器瓜形水注 古代
標準画像
詳細画像
リストにもどる
中国湖南省長沙窯で焼かれた水注。長沙窯は晩唐から五代にかけて繁栄し、その製品は海外へ盛んに輸出された。徳永A遺跡ではこのほかにも越州窯系青磁・越州窯系白磁などの初期貿易陶磁が多数出土しており、何らかの公的機関の存在が想定される。遺跡西側に位置する「周船寺(すせんじ)」の地名から船舶の修理・管理を司る「主船司(しゆせんし)」にあてる説が有力である。9世紀。復元器高23.3cm、口径11.7cm、底径13.1cm