鉄鏃(てつぞく) 古代(8世紀頃)
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鉄鏃は矢の先端に取り付ける武器の一つで、弥生時代中期以降飛躍的に使用されました。時代の経過とともに様々な形状のものが増えていきます。形の違いは「貫通力」や「殺傷力」など武器としての効果を反映するもので、この資料のように先端のY字形が特徴的な雁股式(かりまたしき)の鉄鏃は「切断」の効果があったといわれています。
ハート形の透かしをもつかわいい見た目とは裏腹に殺傷能力が高かった可能性のある鉄鏃。恋のキューピットの矢…なんていうかわいい代物ではなかったようです。