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法 量 飾り部の幅44.7o 高さ31.7o 厚さ13.4o 三つのC字を呈する環の様相から,三累環(さんるいかん)と呼ばれています。古墳時代中期から発見される,刀の柄頭(つかがしら)に配される金具です。北部九州に出土傾向がある資料とされています。 福岡市内では,金武古墳群以外に同じく古墳時代後期の三苫(みとま)京塚古墳(きょうづかこふん)からも出土しており,いずれも材質は青銅製です。 福岡市近隣の出土例では,大野城市に所在する善一田(ぜんいちだ)古墳から,青銅に金と水銀による鍍金(ときん)(金メッキ)を施した三累環が出土しており,美観を強く意識した製品であったことが窺えます。 |