線刻長頸丸底壺 (弥生・後期)
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頸部に鋸歯文、胴部に絵画が線刻されている長頸の丸底壺である。絵画は龍が天を飛ぶ様子ととぐろを巻く様子を示したものであるという解釈がある。弥生時代の後期に龍を描いたと考えられる土器が西日本各地で見られ、龍の概念がこのころ日本に伝わったものと考えられている。龍が描かれた長頸の壺は井戸から出土することが多く、弥生人は龍と水とのかかわりを考えていたようである。器高17.9cm、口径8.3cmm